続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

ミシュラン2つ星☆☆新潟随一の寿司の名店へ

みなさま、こんばんわぁあです

 

8月某日、新潟のたび

メインイベント第二弾がやってきました

いやぁあ、まさか

来れるとは思ってませんでした

いつも予約がいっぱいで

今回も行き先が新潟と決まった時には

すでに満席だったんですよね

それが、マメにチェックしてると

偶然キャンセルが出たみたいで…

これもご縁かなぁあと

 

 

新潟市内「兄弟寿し」さんです

昭和35年創業

初代店主が兄弟で店をおこしたことが

名前の由来だそうです

 

ミシュラン二つ星を獲得し

また食べログではブロンズを獲得

全国から食通や食いしん坊が集まる

押しも押されもせぬ名店です

 

お店はワタシたちが伺う少し前に

こちらに移転したばかり

 看板もない、いかにも高級そうな佇まいに

ややビビってしまいますが

入口の写真を撮っているとすぐに

スタッフの方が出てきて

予約よりも早い時間にも関わらず

気持ちよく店内に招き入れてくれました

 

 

さすがにピカピカです

白木の一枚板が美しく、清潔感あります

素晴らしいですね

 

 

案内された席は、大将の真ん前

特等席でした

いやぁあー初めて来たのにええのかなぁと

恐縮してしまいますが

スタッフさん、みなさん朗らかで良かった

 

 

まず、最初は

"黒埼の、本茶豆"

新潟は枝豆の消費量生産量ともに

日本一なのだそうです

 

こちらの「兄弟寿し」さんも

産地にこだわっておられて

ほぼ新潟のものしか使わないと仰ってました

 

それができるのも

新潟の豊富な食材があってこそ

美味しいお店が多いのもわかります

 

 

"柏崎の、本あら"

 

アラというと、高級なお寿司屋さんでは

よく出てくると思うんですが

九州のアラとは違うものみたいです

こちらのはハタ科アラ属で

アラの中のアラなんですよねw

九州のはハタ科ハタ属なんだそうです

 

知らなかったことを教えてもらえるのも

また楽しいです

そして

なにはともあれ、美味い

丁寧な仕事ぶりが伝わってきます

 

 

若き大将

キリリとして一見クールな感じですが

話すととっても気さくで楽しい方です

お寿司の話や、魚の話

色々教えてくれます

勉強になるし、楽しいです

 

 

"佐渡の、ひらまさ"

熟成13日目だそうです

うううーん♡旨みが強い

美味しいぃいー

 

これまで食べたひらまさとは違う魚のような

味と食感です

 

 

"新潟の、水だこ"

とても大きなたこで、6.5kgほどあったとか

国産のタコって高いですからねー

モーリタニア産とかでも、結構高い

 

村上茶で煮ているそうで

とっても柔らかくて美味しいです

 

 

"新潟の、南蛮えび"

新潟では、甘海老のことを

南蛮えびと呼びます

色や形が赤唐辛子に似てることから

そう呼ばれているそうです

 

甘海老よりも、さらに甘く感じるのは

海老が育つ環境や、餌によるものでしょうか

まったく臭みもなく、美味しいです

 

 

"佐渡の、のどぐろ"

 

佐渡ののどぐろは

南蛮エビを食べて育っているのだそうです

(なんと贅沢な…!!)

その関連性というか親和性を鑑みて

(もっと違う表現をされていましたが…)

大将は必ず

南蛮エビの後にのどぐろを出しているそうです

 

のどぐろの身に

わさびと一緒に南蛮エビのみそを合わせ

普段のどぐろが食べてる旨味を

ちょっと足しているのだそうです

そりゃあ相性も良いに決まってますね!

 

そういうストーリーを感じる食べ方

とても素敵だと思いました

そして

もちろん、味も極上ですよ

のどぐろの濃厚な脂に負けない

海老味噌の香り

 

 

"あおさと梅の茶碗蒸し"

聞きそびれた?かもですが

きっと、これも新潟県内産なんだろうな

あおさの香りが良く、心地よいです

ワタシ海苔とか、あおさ、大好きなんです

底に少し忍ばせてある梅のアクセントも

また良いです

 

のどぐろの後のおくちリセットにもなってます

 

 

"聖籠町の、天然車海老"

ぷりぷりもちもち

火入れがちょうどよくて、美味しい

 

 

"新川漁港の、甘鯛"

 

ほんとうに新潟のものばかりで

来た甲斐があったなぁと思わせてくれます

甘鯛は、ほんとうに旨味が濃厚で

美味しい魚ですよね

 

 

"村上の、岩牡蠣"

上からはレモンが搾られてます

 

ワタシは牡蠣が苦手なので

とりあえず半分食べて、半分は相方に

こればっかりは

以前に福井の民宿で食べた

獲れたてやつの方が美味しかったみたいです

 

kiroku-mania.hatenablog.com

 

 

"新潟の、赤いか"

ケンサキイカです

細かく包丁が入れられ

ねっとりとしたイカの旨みがイイ

甘くて美味しいです

 

 

おおお雲丹がね、並んでます

雲丹は、新潟のものじゃないんです

その時いちばん良いものを使われてます

 

 

"北海道産、ムラサキウニ"

海苔は、三河湾の海苔だそうです

青海苔が入っていて

柔らかく香り高いんです

 

雲丹は味も濃厚で

もちろん美味しかったです

 

 

"魚沼の、鮎"

1時間ほどじっくりと焼いているそうで

頭も尻尾も骨まで食べられました

爽やかな香りが美味しかったです

 

 

"中とろの漬け"

あら、どこのマグロだったか忘れました

新潟かなぁ

マグロも色々ありますが

何を食べているか、というのが重要で

スルメイカを餌として食べているマグロは

とても美味しいんだ、という話をされてました

 

漬けの醤油には

スルメイカのペーストを入れ

イカの旨みを加えているのだそうです

 

のどぐろと、南蛮海老と同じ

鮪とスルメイカの、親和性

食べているもので身の味が変わる、というか

食べているもので、身体が作られてるというか

自然と、相性が良い組み合わせとなるんだな

勉強になります、楽しい

 

 

"新潟の、釣りあじ"

網ではなく、釣られて獲れたアジは

味が全然違うみたいです

いやーめちゃくちゃ美味しい

青魚大好きなんですよねーうまー

 

 

"豊栄の、やきなすの焼き茄子"

やきなすの焼き茄子??って感じですよね

"やきなす" は、品種の名前で

長茄子に似たカタチの茄子です

 

新潟は、茄子の品種が日本一で

"やきなす" は

6軒の農家さんしか作られてないそうです

 

とろとろの茄子に

上品な出汁がよく染みて美味しいわー

 

 

"大根のお漬物"

これー、おうちに常備したい

ちゃっちゃとかけられた柑橘の皮が

これまた爽やかでイイ

 

 

"車海老の切り落とし"

先ほど出てた天然車海老の尻尾の部分かな

軽く炙られていて

香ばしくてめちゃ美味しい

 

 

うわーなんかヤバいの出てきた

カニの身とかにみそ

そこに酢飯を入れて混ぜていきます

器も素敵で、魅せ方も素敵

 

 

これを、巻いていきます

これは〜楽しみすぎる〜

 

 

"佐渡の、毛蟹の手巻き寿司"

 

海苔は有明の海苔だそうです

しっかりして、パリパリしてます

 

食べ方によって海苔の産地も変えておられます

当たり前といえば当たり前なのか

でもそこまでやっているお店って

そう多くはないんではないでしょう?

 

例えば、先ほどの雲丹を

有明の海苔で巻くと

雲丹に対して海苔の食感が強過ぎるし

雲丹をまいていた三河の海苔で毛蟹巻くと

しなしなになってしまうそうです

 

この毛蟹の手巻き寿司

めちゃくちゃ美味しかったです

カニの風味、海苔の風味

これ以上無いバランスでした

いやーーーこれ、10本くらい食べたいな

 

 

"あら汁"

ほっこり美味しいぃ

 

 

大将のテクニックを間近に見られる

太巻きの仕込み

中に入れるきゅうりや、たくあんまでも

一本丸ごと薄い薄いかつらむきにします

手間もかかりますが

お弟子さんにまかせず

目の前で大将が魅せてくれるのも

また、楽しいですね

 

 

"新潟の太巻き"

新潟では太巻きに、胡桃が入るのだそうです

なんとも食感が良いアクセントになって

美味しいです!

 

 

"村上の紅茶"

村上に行っていた時にも書きましたが

村上は日本最北端の茶処なんです

太陽酒造のお酒に使う仕込み水で

淹れてあるそうです

 

なんだかもーお寿司だけでなく

細部にまでこだわっておられて感動します

 

 

"玉子焼き"

南蛮エビのすり身入りだそうです

スフレのようにふわふわで

ほんのりと甘くてとてもおいしかったです

 

おまかせは、ここまで

いつもなら、追加で一貫二貫と頼みますが

あまりに完璧な構成

ストーリーが完成されていて

自然と、ここで完

もちろんお腹もいっぱいでしたがw

 

いやぁあ、ほんとに素晴らしく

楽しい美味しい時間でした

さすがでございます

 

1人20,000円と決してお安くはありませんが

ミシュラン二つ星の中で

一番安いとも言われています

(ワタシは調べてませんが)

 

また新潟に来ることがあれば

ぜひとも再訪したいです

新潟ほんと良い店いっぱいあるな〜

 

ではでは長くなりましたが

今日はこのへんで

読んでくださって

♡ありがとうございました♡

旅はまだまだ続きます!