続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

日本三大寿司屋のひとつと称される、天草「奴寿司」へ

みなさま、こんばんわぁあです

 

ここのところ

3週間以上にわたって書いてきた

5月某日の九州の旅

残りも少なくなってきました

 

 

やってきたのは

熊本・天草「奴寿司」さん

 

言わずと知れた有名店ですが

天草に来たならば

一度は行ってみたいと思っていました

 

 

フランス政府から

農事功労勲章シュヴァリエを授与された

有名料理評論家・山本益博氏が

「日本三大寿司」に選んだという名店です

 

えーじゃあ残りの2つは?と

調べてみましたが

すきやばし次郎」と

あともうひとつがわかりませんw

かなり探したけど誰も書いてないのです

ご存知の方、教えてください〜

 

 

キレイに整えられたスタイリッシュな店内

改装されたみたいです

 

好きな席に…と案内されたのですが

すでに先客が居られて

真ん前の特等席に座るのも気が引けてしまい

(昔はシェフや大将の正面席が好きだったw)

やや端っこに座ってみました

 

 

ネタ箱の前でした

何が出るのかな〜

 

 

全員揃っての一斉スタートということで

残りのお客さんを待つ間

大将とお喋りです

御歳72歳?73歳かもですね

 

とっても楽しい方で冗談が大好きみたいです

そして変な意味でなく

女性とお話される方が好きみたいですw

 

 

お昼は

おまかせの1人8800円のコースのみです

 

まずは、雲丹

天草のムラサキウニです

濃厚な味わい

 

天草では、春はムラサキウニ

夏は赤ウニ、秋から冬はガンガゼウニなど

一年を通して雲丹が食べられるそうですよ

 

 

ひらめ、です

上にのっているのは

天草の天然塩と

天草の無農薬梅干しを使って作られた

梅干し塩だそうです

 

ひらめはねっとりと旨みがあり

美味しいです

塩気は強めかなー

もう少し控えめでもいいかもです

 

 

お次は、いか

こちらは雲丹塩がかかってます

 

そう、こちらでは

醤油ではなく

塩や薬味などでいただくお寿司なんです

 

大将は年配の方なのですが

見た目とギャップがある

挑戦的なお寿司を握られるんです

 

 

こちらは、この日特別に入荷した

天草県外には流通しないという

"黒紫うに" が出てきました

餌として食べている海藻のかじめの色だと

言われているそうです

 

その黒紫雲丹に

高級魚クエを合わせたお寿司

九州では、クエのことをアラ、と呼ぶんです

でも、アラとクエは

どちらも高級魚ですが別の魚なので

なんだかややこしいですねw

 

雲丹自体は、それほど甘味はないのですが

やはり濃厚な風味があって

クエの濃いぃ旨みと結託していました

 

 

赤だしも、でてきました

 

 

こちらは、焼きふぐです

大根とネギポン酢と

生わさびと鷹の爪のピューレがのってます

 

ワタシは辛みにまあまあ強い方ですが

なぜか気管の方にピュウ!っと

鷹の爪が入っていってしまい

思いっきり噎せ返ってしまいました

咳がしばらく止まらんかったよ…

 

コレ、フグの味わかる…?

これだけの強い味がお寿司に必要なんだろうか

食感はふわっとして良さげでしたが

素材の味がわからないのもどうかと…

 

 

お次は、こはだ

上には甘酢に漬けた白板昆布です

昆布の旨みがじゅわっとこはだに入り

美味しかったです

 

 

そして

鯖の押し寿司

海苔にはさまれて登場しました

珍しいですよね

 

有明産の海苔だそうです

パリパリなのでフランス産と仰ってましたw

 

 

香ばしく炙られた鯖と

生姜やみょうが、ネギが巻かれ

コレ大好きです♡

だって

鯖も海苔も生姜も…好きなものばっかり

 

鯖の脂の甘さと、薬味がイイですよね

めちゃくちゃ美味しいぃ

 

 

そして

五島のミナミキンメです

(南洋金目のことかな?)

自家製の柚子胡椒がのっかってます

 

身がぷりぷりとジューシーで美味

柚子胡椒に爽やかな柑橘の風味があり

ミナミキンメの旨みを引き立ててます

辛みはピリリとアクセントになって

美味しいのですが…

 

脂ものってて

素材そのものが十分美味しいので

軽く炙って

シンプルに塩と柑橘でもいいんじゃないかと

素人考えですが、思ってしまう…

 

 

そして、こちらは

マエビ(クマエビとも呼ぶそう)

水揚げされると死んでしまうことが多く

あまり流通しないと仰ってました

 

真エビ、と検索すると

芝エビのことという結果になるのですが

身が大きく、芝エビとは別物で

九州独特の呼び名で

一般的にはクマエビなのかもしれません

 

そのマエビを、前夜から昆布に挟んで

旨みをまとわせたものを軽く焼いて

上からは、からすみがかかっています

 

ミキュイなぷりぷり食感と

海老独特のじんわりとした甘味

からすみの塩気がお互いを引き立てて

とっても美味しいです〜

 

からすみも自家製で

大変手間をかけて作られてるそうです

 

 

お喋りしながら

テンポよく握っていく大将

 

 

そして

天草産のむつ、です

のどぐろのことですね

こちらも、言わずと知れた高級魚

島根出身のうちの母が言うには

のどぐろは、他と比べても安価な魚で

昔はなんぼでも買えたそうですよ

ねーほんと、時代は変わります

 

もうこれはさ

良い意味で反則だと思うんですよね

美味しいに決まってるんですようー

だって、脂ノリノリで旨味爆弾な魚を

軽く炙って…

上手くないわけがないんです!!

寿司界のリーサル・ウェポンなのよ

 

旨いしかないー!!!

 

上からは

お出汁に漬け込んだという

刻みわさびがのっかっています

猛烈な旨味爆弾を

品良くまとめ上げてる感じですね

 


そして

長崎壱岐対馬産のトロ

 

濃厚なトロの脂は

このぐらいのわさびをのせても美味いと

大将が仰っていました

確かに、ワサビが辛く感じず

脂とのバランスが良い感じでした

 

 

同じマグロの、かまとろで

ねぎとろです

海苔と〜寿司飯と〜かまとろ〜

なんの過不足もないわ

うまーうまーうまーーー!!!

 

やや粗めの身があるのも、また良し

 

ここまでの12貫+最後のデザートが

おまかせコースの内容でした

 

 

ここからが追加です

ワタシは

途中で出てきた、鯖の押し寿司をお願いしたら

もう仕込み分が無い、ということで

普通に握った鯖で、と出してくれました

しかも頼んでない相方の分も…(^^;;

 

まあまあまあ押し寿司の方が

美味しかったですが、まあ良い

 

 

そして、穴子はたれで

ふわふわです

 

 

相方は、コースで出た

くえ+黒紫うにを注文

いやぁあ、これが、後から波紋を…?

 

 

そして、大将が

とっておき握ったる!と出してくれた

ひらめのえんがわ

どんだけのってるねん!!というぐらい

シャリの上に、えんがわがどっちゃり

一本分全部のってるそうです

 

軽く炙ってあり

頬張ると、口の中のすべてが

エンガワー!!!になります

贅沢です

コレが?後から波紋を呼ぶのか…?

 

 

他のお客さんが頼んだ

玉子焼きのはしっこを

おまけで出してくれました

 

 

そして、追加で、穴子を塩で

相方が穴子好きで

もちろんワタシも好きなので

ついつい釣られてしまうわけです

 

天草の西側にある、大浦というところの

穴子だそうです

藻塩でいただきました

 

 

最後は、おまかせの中の一品

デザートです

 

和三盆のパンナコッタ、いちごのアイス

黒糖アイス、コーヒープリンから選べます

ワタシは

和三盆のパンナコッタにしました

 

結局、2人で8貫追加して

おまかせ3人分以上の値段になってしまった

計29,920円

目ん玉飛び出ましたね…

最初から高いコースだったら

なんとも思わないんですが…

 

なにがどうかかったんだろう

今では知る由もないw

相方のクエ+雲丹か、ワタシのエンガワか

どっちもなのかー!!!

 

こんなモヤモヤ感

金沢の「小松弥助」以来だわw

kiroku-mania.hatenablog.com

↑名前伏せてたけど、三年越しで載せた↑

 

まあ、そんなこともありますよね

値段確認して食べてるわけでないので

こっちが悪いわけです

ましてや初めてのお店だし仕方ない…

 

でもまあ、正直に言うと

わざわざここまで食べにリピートすることは

無いのかなぁと思います

値段だけでなく

お寿司も、ワタシはもう少し

魚そのものの美味しさを感じたかったかな

なんて思ったりするわけです

美味しいものも沢山ありましたけどね

期待値が高過ぎたということもあるのかな

まあ、良い勉強になりました!

 

今日も長くなりましたねー

ちゃんと読んでくださった方

いらっしゃるかなー

♡今日もありがとうございました♡