続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

三十三間堂と六波羅蜜寺

みなさま、こんばんわぁあです

 

ここのところ続いている

京都のはなし

ひとりで食べてばっかりのようですが

実は、腹ごなしに

歩いて、あちこちお散歩しておりました

 

 

まずは

国宝「蓮華王院 三十三間堂」へ

 

1164年に

後白河上皇院政庁「法住寺殿」の一角に

平清盛が造営したといわれています

80年後に一度焼失したものの

すぐに再建され

700余年もの間、在り続けています

 

 

堂内は撮影禁止なのですが…

せめてパンフレットやポスターで

見てもらおうと…

 

 

とにかく圧巻です

素晴らしいとしか言いようがない

建物だけでなく

堂内は、国宝だらけ

 

湛慶作と言われる大きな中尊を中心に

左右に500体ずつ、計1001体の

十一面千手千眼観世音像が並んでいます

圧倒されますよ…

どれもひとつひとつお顔が違うんですよね

見ていて飽きません

 

その他

観音二十八部衆像や、風神像、雷神像

どれもこれもが国宝

素晴らしいです

 

檜の寄木造りなのですが

筋肉のひとつひとつ、衣のなびく様

玉眼がきらりと光に当たり

まるで命が宿っているよう

言葉が出ませんね…

 

まだご覧になったことのない方は

是非是非一度は見てほしいです

 

 

そもそも、建物自体も国宝ですからね

長いお堂は、なんと120mもあり

正面の柱間が33あることから

通称「三十三間堂」と呼ばれていますが

本当は「蓮華王院」というのです

 

 

そうそう、堂内で

久しぶりに御朱印をいただいてきました

御朱印帳は、車に積んでいて

この日は持っておらず

普段なら、もうええかーと諦めるのですが

見ていて感動したので…

書き置きのものをいただきました

 

 

そのあとは、お庭をウロウロ

 

 

下の写真の壁は

「太閤塀」

豊臣秀吉ゆかりの桃山時代の遺構です

 

木骨土造の築地塀

軒平瓦には

「太閤桐」の文様が用いられてるそうです

ほんとうにその時代に作られたのかと

疑ってしまうほど

立派で、堅固な造りです

 

 

この太閤塀に接する

豊臣秀吉が増立したという「南大門」

写真を撮っていないんですが…

なんか…工事中とかだっかな

その場所は通っているのに

あまり見た記憶がないんですよね…

まあいいかー

 

そんなわけで

三十三間堂をたっぷりと堪能しました

 

そして

 

その翌日かな

これは相方と2人で行ってきました

 

 

六波羅蜜寺」です

ずいぶん前にも来たと思うんですが

なんだかこんなだったかな?

もしかしたら、どこかと勘違いしてるのかな

 

 

六波羅蜜寺」は

天暦5年(951年)

病気平癒の為に空也上人が開創した寺院です

 

建造物はピカピカですが

歴史の中心であったがゆえに

何度も焼失、修復を繰り返し

今の本堂は、昭和に入ってから行われた

解体修理されたものです

 

 

六波羅蜜寺

その名を知らしめているのは

所有する仏像や坐像ではないでしょうか

 

教科書にも出てくる

空也上人立像」はあまりにも有名です

 

 

空也上人立像」は

念仏を唱える口から六体の阿弥陀が現れた

という伝承を写実的に表現したものです

右手に撞木、左手に鹿角杖

胸に金鼓をさげ

素足には草鞋(わらじ)を履いています

 

空也上人立像は

この六波羅蜜寺は他にも

いくつか所蔵しているお寺があり

ワタシは「遊行寺清浄光寺)」所有のものを

見たことがあります

 

kiroku-mania.hatenablog.com

 

まあ、国立博物館六波羅蜜寺

撮影は禁止なので

写真があるわけではありません

 

大きさは117センチ…だったかな

以前見た、遊行寺のものは

48センチと、半分もない大きさで

もっと晩年の空也だったのが

皺や苦行相がありましたが

こちらはそれより若々しく

凛々しい顔をされています

 

それにしても素晴らしい躍動感

一歩踏み出した足

念仏を唱える口元、真摯な表情

決して華美とは言えない着衣に

清貧という言葉が浮かびます

市の聖と親しまれていたのが伝わってきますね

これ、国宝じゃないんだなぁ

鎌倉時代、運慶の四男康勝作です

 

この阿弥陀仏が口から現れる伝承を

表現すること自体も凄いですよね

まあ、実際に現れてたのかもしれません

それを写真を撮るように、写実しただけかも

ロマンありますね

 

その他

平清盛坐像や、弘法大師

地蔵菩薩坐像、運慶湛慶坐像など

こじんまりとした宝物館ながら

色んな仏像を所有されていますよ

 

 

博物館や美術館で

いつも手ぬぐいを買ってしまうワタシですが

今回はかっちょいいのを見つけ

ついつい購入してしまいました

どうです!渋過ぎでしょ!!

 

ちなみに、ご本尊は

空也上人自作という十一面観音立像

国宝で見ることはできませんが

いつかご開帳の時にでも参拝したいです

辰年の1ヶ月間

12年に一度ですってよ

次は…ん??来年かな??

これはこれは…覚えておかないといけませんね

 

写真も無いのに

ずいぶん長くなってしまった!

 

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡