続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

京都・相国寺の特別拝観と、見どころいっぱいの美術館へ

みなさま、こんばんわぁあです

 

最近、欲しいものがあって

メルカリとかYahooフリマとかを

チェックしてるんてすが

ずーーーつと売れずに残ってたので

まあ、まだ大丈夫やろうと思ってたら

狙ってた価格帯のものが

数時間後に

立て続けに3つぐらい売れてしまい

無くなってしまいました…

ショック過ぎる…

 

買い時を完全に見誤ってしまってます

 

 

11月某日、京都さんぽです

 

なんやかんや京都・奈良には

沢山のお寺や神社があるのですが

地元過ぎると逆に行かない現象ってやつで

行きそびれてたお寺に行ってみました

 

相国寺」さんです

場所は、同志社大学のすぐ裏手

 

かなり歴史のある大きなお寺なのですが

表通りからは見えないせいか

観光客の方々も少なく、ひっそりしています

 

 

おっっ!秋の特別拝観やってました!

方丈と、法堂、そして、開山堂が

公開されているようです

普段見れないところが見られるのは

嬉しいですよね

 

 

1382年、室町幕府三代将軍の足利義満

後小松天皇の勅命により創建した一大禅苑で

夢窓疎石を勧請開山とする

京都五山第二位に列せられる名刹です

 

あの有名な金閣寺銀閣寺も

相国寺の末寺になるのだそうです

 

 

それでは、特別拝観中の

「法堂(はっとう)」に行きましょう

他の方丈、開山堂も合わせて

拝観料は800円です

 

相国寺は、応仁の乱や、火事など

幾度も焼失と復興を繰り返しています

今ある法堂は、五度目の再建として

1605年に建てられた日本最古の法堂建築です

 

 

堂内は、撮影禁止なので

こちらはパンフレットの写真です

 

運慶作といわれる釈迦三尊像が安置され

天井には

狩野光信による「蟠龍図」が描かれてます

この龍は、どの方向から見ても

自分の方を見ているように描かれていて

とても不思議な気分になります

 



特定の場所に立ち

パン!と手を打ち鳴らすと

音が反響するので

「鳴き龍」とも呼ばれています

ピャアァァアン…みたいな感じでしょうか

想像する龍の鳴き声とは違いますがw

それを鳴き声に見立てるのは浪漫がありますよね

 

手の叩き方にもコツがあり

少し掌を膨らませると、より響く感じがしました

 

 

こちらは「方丈」です

表方丈、裏方丈合わせて168畳もある大建築で

1807年に再建されたものです

 

 

こちらも部屋の方向は撮影禁止なのですが

奥には「法華観音図」が掛けられています

なんとこれ全て法華経

…普門品第二十五…よくわかりませんがw

なんせ法華経の経文によって

描かれている「文字絵」なんです!!

 

 

実物は遠く見えにくいのですが

複写を拡大したものを見ることができます

すごいですよねー!!!

 

江戸時代に活躍した加藤信清作で

本来、像の輪郭を象るものだそうですが

色面までもが、経文で描かれてるんです

なんて緻密なんでしょう!

この完成度は孤高の存在と言われてるそうです

 

 

その他、伊藤若冲の代表作である

動植綵絵」もかつては所蔵していて

明治時代まで、法要時に

ここ方丈に掛けられていたのだそうです

(現在は、宮内庁三の丸尚蔵館所蔵)

 

今は精密複製品を美術館で見ることができます

 

伊藤若冲大好きなんですよね

 

 

江戸時代に、原在中によって描かれた

白象図もあります

日が当たるのにめちゃくちゃ鮮明です

修復とかされてるんかな…

どこかポップで可愛い絵です

 

 

裏側の間には、沢山の襖絵があります

原在中作であったり

相国寺第115世、維明周奎によって

描かれた老梅図など

とてもキレイに残されています

 

 

お庭もきれいに整備されてます

表方丈は、白砂を敷き詰めただけの

シンプルなお庭でしたが

裏方丈は、沢山の木が植えられています

 

 

移動してこちらは、「開山堂」です

開山夢窓疎石像を安置しているお堂です

ここでの見どころはふたつ

まずは、前庭です

 

 

説明を読むと

手前は白砂敷きの枯山水

奥は、苔茶築山で奇岩を配し

樹木が植えられている…とのことで

禅宗寺院では珍しいお庭なのだそうです

 

 

以前は、幅五尺ほどの小川があり

賀茂川上御霊神社相国寺境内~

開山堂~功徳院~御所庭園と

上賀茂から南流する御用水が流れていたそうです

これを『龍淵水』と称し

開山堂をでてからの水路を

『碧玉構』と称していたそうですが

昭和十年頃に水源が途絶えてしまったそうです

 

 

すこし紅葉していてキレイでした

素人のワタシが資料無しでわかるのは

このぐらいですw

 

 

そして、もうひとつ

円山応挙が描いたという

芭蕉小狗子図」の杉戸絵があるんです

 

撮影禁止って見当たらず

もちろんフラッシュ無しで撮ってみました

 

 

芭蕉の葉と、戯れたり隠れたりする

可愛い子犬の絵がたまりません♡

いやーなんか癒される

 

 

そして、久しぶりに

御朱印を貰いました

あと、先ほどの「芭蕉小狗子図」の

絵葉書とマグネットを購入です

 

 

御朱印は、数種類から選べましたが

今回は奮発して2種類

(熱心に集めてる方は、全種類でしょうけど)

 

右側は、普段から頂けるもので

左側は、法堂の特別拝観中だけの

蟠龍の限定御朱印です

 

 

購入したマグネット、アップにしてみました

かわいい…今は冷蔵庫にいてます

 

 

そして、片隅に売られていた

「仏手柑飴」も買ってました

インド原産の柑橘で

仏様の合掌した手の形に似ているので

そう呼ばれています

 

神経を鎮め、毒素を排出すると言われ

漢方として珍重されてるそうですよ

舐めると中はトロリとしていて

めちゃ美味しかったです

 

 

そのあとは、境内を少し移動です

 

 

相国寺承天閣美術館」にやってきました

 

 

ちょうど、「若冲と応挙」の展示があり

I期とII期にわけて行われていました

 

 

ワタシ達が見られたのは、I期

入館料は、800円です

 

 

館内撮影禁止でしたが

かなり見応えがあり、とても良かったです

 

I期の目玉は

重要文化財でもある応挙の「七難七福図巻」

なかなか恐ろしい絵も沢山ありましたが

そのまま漫画にできそうな

ストーリー性と、素晴らしい画力があり

とても親しみがわきました

いや、もう、絵がうま過ぎるのよ

 

若冲もしかり

美しく細やかな描写が本当に素晴らしく

若かりし頃に、かなり魅了されました

今ではとても人気が出て

書籍なども沢山発行され助かります

 

相国寺若冲は、関係が深く

沢山の作品が見られて、とても嬉しかったです

ほんとは、II期も見たかったのですが

うっかりと見逃してしまいました…

 

いやぁあ相国寺も美術館も

想像以上に見応えがあり、楽しかったです

 

今月23日から、6月までは

春の特別拝観をされていて

今日ご紹介した

法堂、開山堂、方丈がまた公開されるようです

みなさまも、是非是非ご覧になってください

 

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡