続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

「門司港レトロ」さんぽ

みなさま、こんばんわぁあです

 

昨日は、会社の半休とって

あれやこれやと野暮用を済ませました

ついでに

行ってみたかったお店にも行き

スッキリ&楽しかったです

 

あーー新しく知るということは楽しいな

新しい場所、新しい人、新しいもの

ネットや本で読んだり見たりするだけじゃなく

実際に、見て触れて感じたい

旅に出たいな…

 

 

10月某日、福岡のたび

3日目、そして、最終日です

この日は

あちこち寄り道しながら

福岡市内から

帰りのフェリー乗り場の近くの

北九州市・門司にやってきました

 

 

まずやってきたのは、門司港です

明治・大正時代には

海外交易の要衝てして賑わい

今も当時の洋館などが立ち並ぶエリアで

門司港レトロ」と呼ばれています

 

 

海のまわりをぐるりと

素敵な洋館が立ち並ぶ様子は

まるで海外旅行に来たような雰囲気

 

もうその街並みそのものが、素敵過ぎて

古い建造物等が好きなワタシにとっては

たまりませんでした

 

 

古い洋館と、高いビル

奥には、関門橋も見えています

空気が通って、気持ちがいい

 

 

関門橋」です

関門海峡の再狭部である

下関壇ノ浦と北九州門司を結んでいます

対岸は、山口県なんですねぇ近いなぁ

 

壇ノ浦といえば

1185年の「壇ノ浦の戦い」が有名ですよね

源氏と平氏の最後の戦いで

平氏は滅亡したといわれています

(まあ、生き延びた方も沢山いらっしゃいます)

 


 こちらは「ブルーウィングもじ」

門司第一船溜まりに架かる

歩行者専用はね橋です

一日に6回だけ、跳ね上がるそうで

偶然にもその様子を見ることができました

 

カップルで渡ると幸せになれるそうですよ

(渡ってみました)

 

 

こちらは

「大連友好記念館」の

裏側というか、側面というか…

ブログで書く今の今まで

同じ建物だと気付かなかったのです!

この建物って、なんだろう

Googleマップでも出てこないしなぁなんて

ずっと不思議に思ってたんですw

 

 

もっと小さな、神戸の異人館にある

邸宅のようなものだと勝手に思ってました!

ビックリです!!

ワタシ的には、正面よりお気に入りw

 

 

こちらが、正面なのです

改めまして「大連友好記念館」

 

こちらは、元からあったという訳ではなく

友好都市締結15周年を記念して

ロシア帝国が明治三十五年(1902)に

大連市に建築した東清鉄道汽船事務所を

そっくり複製し建築されたものだそうです

 

かつて門司港と大連市とは

国際航路で結ばれ交流が盛んだったことから

昭和54年に両市は友好都市を締結したことから

この記念館も建てられたようです

 

一階は中華料理レストランになっていて

中には入りませんでした

 

 

いたるところに

何かわからないけど、古そうな

レンガ塀などもあります

 

 

こちらは、「旧 門司税関」

なんとも立派な建物です

門司港レトロの中では最も古い建物だとか

 

1889年(明治22)年

石炭を含む日本の物産の輸出を盛んにするための

「特別輸出港」に門司が指定されたのに伴い

輸出入貨物の監督や税金の徴収などを

行う機関が設けられました

 

 

 現在の建物は、二代目で

1942年(明治45年)に完成し

昭和2年まで税関庁舎として使われていたそうです

その後、昭和20年に空襲などをうけましたが

平成に入り復元され、現在に至ります

 


煉瓦造り瓦葺2階建構造で建設されたそうですが

外観で見るに、今の三階建てか4回建ての高さ

一階の天井が高く、開放感があります

古い煉瓦が、とても趣きがあり

めちゃくちゃオシャレです

 

貴賓室に付けられていた扉や

シャンデリアなど

当時のしつらえが残されています

 

 

このシャンデリアは

昭和2年・三代目の貴賓室に

付けられていたものだそうですよ

今では見かけないような

モダンで、少しエキゾチックなデザインが

とても素敵ですね

 

 

スタッフさんによると

こちらのシャンデリアも同じくらい

古い物だそうです

もっと丁寧に説明してくださったのに

詳細を忘れてしまい…

 

 

裏側の海越しの、旧税関庁舎も素敵です

青い海、青い空に映えてますね

 

 

こちらは「旧 大阪商船」です

ややアレンジがかったタイルに

八角形の塔が、とても目立っています

いやぁ、もう、どの建物も素敵ですね!

 

 

大正六年(1917)に建てられた

大阪商船門司支店を修復したものです

当時、門司港からは一ヶ月の間に

台湾、中国、インド、欧州へ

60隻もの客船が出航していたそうです

大阪商船ビルはその拠点の一つとして

一階は待合室・二階はオフィスとして

使われていたのだそうですよ

 

 

現在は、一階はギャラリーで

二階は貸ホールになっていますが

廊下や階段は、見学することができます

 

古いポスターがなんだかいい感じです

 

 

古い金庫があり、開け方が書いてありました

指示通りにやってみると

なんとか開きましたが

結構複雑で難しいですねー

 



こちらも天井が高く
 大きくとられた窓から光がさして

とってもきれいでした

 

 

こちらは「旧門司三井倶楽部」です

こちらも、かなり立派な洋館で

国の重要文化財に指定されています

 

大正十年に三井物産の社交倶楽部として

門司区谷町に作られました

建物はハーフティンバー様式という

ヨーロッパ伝統の木造建築工法で作られていて

木造の骨組みの間を漆喰やレンガ

石などを使って埋めて壁が作られ

木造の骨組みがそのまま

外観デザインのアクセントとなっています

 

いや、説明読んだら、なるほどって感じで

決してワタシ自身の知識ではありませんよw

 

 

エントランスの、ステンドグラスが

とっても素敵ですね

 

 

なんと、ここは

アインシュタイン博士が全国を講演する為に

来日した際に、宿泊されたのだそうですよ

 

上の写真

左側は、アインシュタイン

ノーベル物理学賞の受賞の電報を

船上で受けた時に撮影された物

右側は

日本の印象について書いた原稿の一部だそうです

 

 

二階の見学は有料ですが

博士が宿泊した部屋の

当時の様子を再現されています

 

下の写真は

アインシュタイン夫妻が宿泊した時に

実際に使用したベッドと衝立だそうです

 

お風呂も使ったんかなー?

 

 

同じ二階には

門司出身の女流作家、「放浪記」で有名な

林芙美子記念室」もありますが

そちらは写真撮影禁止でした

 

作品の内容の展示があり、少し読んだら

とても面白そうだったので

色々と読んでみたくなりましたよ

 

 

ここからは一階の写真です


各部屋に暖炉が配置され

ドア枠、窓枠、大階段などには

幾何学模様のアールデコ調の飾りがされていて

大正モダンの香りがぷんぷん

素敵ですねぇ

 

 

一階の一部はレストランになっていて

そこでお食事することもできますよ

 

 

門司は、「バナナの叩き売り発祥の地」らしい

映画とかで見たことはありますが…

週末などには、実演なんかもされてるようですよ

 

 

こちらは、「JR門司港駅」です

めちゃくちゃ立派です

カッコいいぃ〜

こちらも、国の重要文化財に指定されています

 

1914年(大正3年)に門司駅として開業

途中、門司港駅と改称され

1988年(昭和63年)には鉄道駅舎として

初めて国の重要文化財に指定されました

 

 

平成に入り、6年にも及ぶ復元工事を行い

大正時代の姿に復元されたのだそうです

 

ネオルネサンス様式の

木造二階建ての駅舎は

左右対称の造りが特徴的で

「門」を表現しているとも言われていますよ

 

 

今も現役で活躍する駅舎構内

凝った意匠もまためちゃくちゃ素敵ですよね

昔の建物って

こう、なんていうのか

良い意味で無駄が多いのが良いんです

 

無機質な直線だらけの今の建造物って

なんかつまらなく感じます

 

 

列車のホームの屋根が木造で

とっても絵になります

旅情をかきたてられますね

 

 

旅のポスターなどにも使われているようです

 

入場券を買って

駅構内に入ってみたかったですが

それまでに散々歩き回って

もう、へとへとだったので、やめておきました

 

 

門司港駅の2階は、レストランになっていますが

同じ場所なのかどうか不明ですが

ずっと昔にも

「みかど食堂」という

高級レストランがあったそうです

 

日本で初めての

駅構内や食堂車を始めたみかど株式会社が

運営していたそうで

平成の修理の建物解体時に

「みかど食堂」の

食器や伝票、マッチやソース壺など

資料が沢山出てきたそうです

 

 

また駅舎のはしっこには

「関門連絡船通路跡」が残されていました

関門連絡船就航当時に

駅から桟橋までの約100mを結んでいたそうです

 

ざっくりと紹介したつもりが

すごーく長くなってしまいましたが

門司港にはまだまだ見どころが沢山ありますよ

とても素敵なところでした

 

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡

旅はもう少し続きます