続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

ミシュラン一つ星☆新潟の名店「割烹 新多久」でお昼ごはん

みなさま、こんばんわぁあです

 

この週末は

比較的のんびりと過ごしました

先週平日に母が誕生日を迎えたので

ケーキとプレゼントを持って実家へ

相方と3人でお祝いをしました

 

喜んでくれたみたいで、良かった良かった

 

 

8月某日、新潟のたび

この日は、新潟の北部にある

村上市までやってきました

メインイベント、第一弾

 

「割烹 新多久」さんでのお昼ごはんです

 

 

慶応三年創業、150年以上続く老舗です

(2006年にお店が火災で全焼してしまい…

お店自体は新しいものです)

 

ミシュラン一つ星を獲得している

新潟でも指折りの割烹で

全国から食いしん坊さんがやってくる

人気のお店なのです

 

ワタシも新潟行きが決まってすぐに

予約を入れておきました

電話での対応もとても気持ちが良く

行く前から期待が高まっておりました

 

 

通されたのは、カウンター席

ご主人の目の前の、特等席です

 

お膳には、名前が記入された

この日の墨書きの献立表が置かれていました

達筆でございます

 

こちらのお昼はおまかせコースのみ

すべて税込で

6600円、8800円、13200円、17600円

四通りあります

 

今回は

ひとり13,200円のコースをお願いしました

 

 

ます、最初は

"おくら冷やし茶碗蒸し"

 

上には、オクラの花

底には少し梅肉が入っていて

味のアクセントになっています

夏を感じさせる青い爽やかな香りと酸味

食欲が湧いてきますねっ!

 

ちなみに

こちらでは、ほとんどすべての食材

村上産のものを使用されています

それもまた、素晴らしい

 

 

こちらは枝豆豆腐

 

枝豆と枝豆の茹で汁で作られた豆腐です

その日の朝に練り込んだ枝豆ソースで

もう、枝豆よりも枝豆、というか

枝豆の美味しさを凝縮したような感じです

 

村上だけでなく、新潟は

全国でも有数の枝豆の生産地なんです

畑もよく見かけましたよ

 

 

"水出し村上茶" です

お水は「吉祥清水」という

村上の吉祥岳の麓に湧き出る清水だそうです

 

村上は、日本の茶栽培の北限地といわれてます

(経済的な流通のある栽培地、という意味です

青森などの東北でも栽培はわずかにあります)

 

寒暖の差が激しく、日照時間が短いため

甘味が強いのだそうです

 

 

こちらは、最初のお品書きにも無いもので

今日コースで使うお魚のカシラで作られた

潮の煮凝りです

 

ぷるぷるですが

ゼラチンなども一切使っていないそうで

お魚のコラーゲンだけで固まっているんです

美容にイイ〜♡そして美味い

 

 

ご主人の、山貝さん

 

割烹というと

少し堅苦しいイメージもありますが

とっても気さくで、朗らかな方で

お料理のことなど沢山お話ししてくださいます

 

リラックスした空気がお店全体に流れていて

とても居心地が良いですよ

 

 

こちらは、"真はた"

塩揉みしたものです

このあともマハタが出るそうで

味と食感の違いなどを楽しみます

 

ここからは、お皿もとても素敵なので

引きと寄りの写真を載せておきます

ワタシと同じく

お皿好きな方もいらっしゃるかと(^^)

 

 

へべす、という名の柑橘と

村上のお醤油でいただきます

 

高級魚の真はた

淡白なイメージがありましたが

もっと奥深い旨みがありますね

コリコリと上品な味わいで

とても美味しいです

塩揉みのせいか、旨みが凝縮されてます

 

 

お椀は、"こち 月見しんじょう"

献立に書かれていました

 

岩船港で揚がった、"こち"

黄色いのは、かぼちゃのしんじょうです

 

 

お出汁の香りが、たまらないですね

癒されます…ほんと…

 

こちは、火の通りが絶妙に計算されていて

炙られた皮目に

少し半生のミキュイな部分と

お出汁で火の通った部分

食感も風味もそれぞれ異なっていて

美味し過ぎます!!

 

かぼちゃのしんじょうは初めてでしたが

優しい素材の甘みがあり

お出汁の風味に寄りそう美味しさです

 

 

今度は "真はたの漬け" です

 

魚介で漬け、と聞くと

醤油ベースのタレを想像しますが

こちらの漬けは

真はたから取ったお出汁に

煎り酒なども加え

あられなどで香ばしさを出しているそうで

とてもとても手の込んだものです

 

マハタのお腹の部分なので

強めの脂がのっていて、しっとり

美味しいぃいー

 

 

クイーンセブン、という葡萄で

お口直しです

あまぁーうまぁーー

 

 

"真ハタ" 3皿目

真ハタの個体は違うそうですが

皮目をつけたまま

2,3日干したものを焼いています

 

皮はパリッパリに焼かれていて

身は半生でぷりぷりふわふわなんです

 

 

ん〜〜美味しい♡♡

皮と身の食感、味のバランス

完璧過ぎます

 

 

献立に書かれてないものも沢山

 

高野豆腐です

これだけは、村上産ではないとか

でも、なんなんでしょう

ふわふわ通り越して

食べたことないぐらいトロットロなんです

おいしぃいー癒される

 

 

葉っぱで隠されてますよ

 

 

なんと、"あゆ御飯" でした

三面川の鮎を、ごはん仕立てにしたもの

 

ごはんともち米を一緒に炊いて

素焼きにした鮎を、頭や尻尾も全部

混ぜ込んでいるそうです

アクセントにきゅうり

 

これが、美味し過ぎて悶絶しました

おかわりしたかったぁあ

これ、丼いっぱい抱えて食べたいです

 

 

そして、箸休めの一皿

大きな葉っぱに、雫のようなクープ

楽しい演出です

 

 

ずいきと、えん貝

えん貝を炊いたお出汁がかかってます

素材の美味しさが活きて

貝の旨みがたっぷりです

 

 

"甘鯛の松笠焼き"

高級魚の連続ですね〜

ウロコがパリッパリで

高級スナック菓子のようです✨

(褒めています)

 

 

身はふわふわ

甘鯛は旨みが強くて美味しいですね

上品な甘みと、脂がたまりません

 

 

"いのししの蒸し煮"

訪れた時はまだ禁猟期だったのですが

害獣駆除としてとられたもので

料理人でもある弟さんが仕留めて

ご自身で捌いているものだそうです

地産地消の最たるものです

素晴らしいですね

 

 

梅干しや、昆布出汁、醤油などで漬け込み

蒸し煮にしたもので

獣臭さなどは、皆無です

なんなら、豚肉よりも美味しくて柔らかくて

本当に美味しいんです

 

野菜の下には、ナッツが潜んでいて

一緒に食べるとまた美味しいです

 

 

この甘鯛は、神経締めしたもので

血抜きもせず

塩をして3日置いたものだそうです

血を抜いてしまうと

香りも抜けてしまうのだとか

 

 

しっとりとした甘鯛の身は

旨みのかたまり

すりおろしたきゅうり酢が

これまためちゃくちゃ美味しくて

よく合います

 

 

"がんもどき、白茄子の煮物"

青菜はモロヘイヤです

 

 

がんもどきは、夏らしく苦瓜入り

白茄子は、もうビックリするぐらい

トロットロです

茄子の概念を変えて

これは麩?というぐらいトロットロなんです

お出汁の味がしみっしみで

美味し過ぎます

どうやったら茄子がこんなんなるのか…

 

 

炊き立てのお釜ごはん

岩船産のコシヒカリです

 

 

新潟のお米、美味しいぃい

(でも、相方の実家のお米も負けず美味しい)

 

 

ごはんのお供がいろいろ

道中、購入した岩船麩を使ったお味噌汁

お漬物など色々です

 

 

"ぬたうなぎのタレ焼き"

ぬたうなぎ、あの見た目を知ってると

なかなか、えーって感じですがw

むちむちした食感が独特ですね

 

 

あ、さらに、追加のおかずきました!

 

 

さわらです

炙られて、ちょっと半生なのが

たまらなく美味しいのです

上からかかってるのは

放し飼いの卵と、かんずりを使った卵黄あん

 

かんずりは唐辛子や塩、柚子などを醗酵させた

新潟の辛味調味料です

 

 

こんなん、ご飯に合うに決まってる!

怖いよ!!!

 

 

いのししのお肉、おまけでくれました

美味しいぃいー

上質なハムのような味わいです

ごはんにもパンにも、日本酒でもワインでも

なんにでも合いそうです

 


最後は、アイスクリーム

なんと

ゴールドラッシュ(とうもろこし)のアイス

これも、もう、美味し過ぎる

 

とうもろこしの甘みがしっかり感じられて

最後まで、隙なしの美味しさでした

なにを食べても、すべて美味しかったです

 

その土地に来て、その土地のものを食べる

旅の醍醐味を

これ以上ないほど味わうことができ

とても素晴らしい時間を過ごせました

また新潟に来ることがあれば

必ずやまた食べに来たいと思います

 

みなさまも、機会があれば

是非行ってみてください

 

ではでは、長くなりましたので

このへんで

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡