続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

重厚感溢れる老舗純喫茶「築地」に行ってみたら…

5月某日
その佇まいから
一目で老舗なんだな、とわかる喫茶店
 
 
京都・河原町「築地」さんです
築地といえば東京の旧卸売市場を連想しますが
元々は俳優を志していた創業者さんが
日本初の新劇劇場「築地小劇場」に憧れて名付けたのだそうです
 
 
ネット上では「接客に難あり」で有名なので
敬遠していましたが
レトロな店内見たさに行ってみることにしました
 
 
すんごい重厚感!!!!
創業は昭和9年なのだそうです
アンティークの調度品や、赤いベルベットの椅子
柔らかな明かりのランプなどなど
なんだか別世界ですね!!!
 
 
別角度からです
この日は、私たち以外にお客さんはおらず
撮影することができましたが
はなから2階席には上がらせてもらえず、残念でした
 
もちろん色々事情があるので、仕方ないとは思いますが
お店の方の断り方が、みんなが言ってるような
いやぁ〜な気持ちにさせられる感じですw
 
 
お店は素敵なのにねぇ、勿体無い
 
お客さんが多いときは
さらにヒドイ接客をするようですよw
自分たちへの対応を見ていても想像がつきます
多分、何にも努力しなくても、お客さんは勝手に来ると
思っているのでしょう
 
 
とりあえず、空間だけを楽しむことにしましょう
谷崎潤一郎の小説に出てきたり
大島渚監督が学生時代に通ったというお店です
今のスタッフさんたち
その歴史を汚すようなことだけは、やめてほしいなぁ…
 
 
店内はでかでかとクラシック音楽が流れてます
 
 
こちらの名物 "ウインナー珈琲"
終戦直後の物資の少ない時にも
純正の生クリームにこだわり、偽物との差を明示するために
コーヒーに浮かべたのだそうです
京都で最初にウインナー珈琲を出したのはこちらだとか
 
戦後さぞかし贅沢な一杯だったでしょうね
ちょっと濃いめのコーヒーが
生クリームによく合います
 
 
そして、もひとつ名物なのが
こちら"ムースケーキ"
上にのせられたドライチェリーがもう!懐かしすぎです!
最近見ないもんね、この感じ
ものすごいノスタルジックです
味も、また然り
これはこれで完成された世界観です
 
 
中には角切りのフルーツが入ってましたよ
滑らかな舌触りのムースと、フルーツと
酸味のあるベリーのソース
なかなか美味しかったです
 
ちなみにチョコレートのケーキは
どこぞのスーパーで買ってきたのかな?みたいなやつでしたw
 
なんだか、精神的にもひとつ後味が良くないので
再訪は微妙なとこです
二階が見れなかったのが心残りではありますが
また不愉快な思いをしたくないし…
我慢して来なくても
京都には素敵なお店がいっぱいありますので…