続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

貴船神社はのんびりじっくり参拝したい

5月某日、京都です
季節外れで、ほんとごめんなさいね
早く旬の話題に追いつきたい…
 
 
この日は、ちょっとグリーンチャージしに
貴船までやってきました
川床も始まる季節だったのですが
もう夕方だったので、人もまばらです
 
 
貴船神社」です
ワタシは何度も来ているのですが
こんなに人が少ないのは、初めてかもです
 
 
あ〜〜〜新緑が美しいですね
心が洗われるような、瑞々しい空気です
 
 
お参りしましょう
こちらはご神水です
 
貴船神社のご祭神は高龗神(たかおかみのかみ)は
日本書紀にも登場する
水の供給を司る神様です
 
 
創建年代は不明だそうですが
第18代反正天皇の時代に、奥宮の水が湧き出すところに
社殿を建てたという御鎮座伝説があるそうです
第18代…全然ピンとこないw
あの有名な仁徳天皇の第3皇子なのだそうで
そう聞くと、まあぼんやりとわかるのかなぁ
西暦430年頃?よくわかりませんw
でも古社だということは間違いありませんね
 
 
鞍馬山鞍馬寺は、貴船明神の夢のお告げで建立した
ということだそうですので
平安初期の延暦15年(796年)には
すでに大きな力を持っていたようです
 
 
貴船神社は、絵馬発祥の地とも言われています
水を司る高龗神がご祭神ということで
古来から雨乞いの社として名高く
天皇の遣いとして
日照りの時には黒馬を、長雨の時には白馬を献じて
雨乞いや雨止みの儀式が
百度に及んで行われてきたそうです
 
 
時には生馬に替えて
立馬に換えて奉納したという文献があり
それが今日の絵馬の原型となったのだそうです
 
なんだか効き目がありそう
 
 
御神木の桂の木
貴船にはたくさんありますが
この木はなんと樹齢400年!
樹高は30メートルもあるのだそうです
奥宮にもさらに大きな桂が見られます
 
 
新緑の頃がとっても美しい桂の葉っぱ
まぁるくて可愛らしいですね
 
 
あ〜〜〜〜リフレッシュするぅ
とっても気持ちが良いですが
せっかくなので
もう少し足を伸ばしてみましょう!
 
 
こちらは「相生の杉」
同じ根から生えた二本の杉で
樹齢はなんと1000年なのだそうです!!
 
 
相生は相老に通じ
夫婦ともに長生きの意味を持つそうです
 
 
こちらは「思ひ川」
昔は奥宮が本社だったので
参拝者はこの谷川で手を洗い、口をすすぎ
身を清めてから参拝したそうです
なので、この谷は
禊(みそぎ)の川、物忌(ものいみ)の川だったのが
 
夫の愛を取り戻したいと
貴布禰(貴船)詣をした和泉式部の恋の話と重なり
「おものいみ川」から「思ひ川」と
呼ばれるようになったのだそうです
 
和泉式部もここを通ったのかと思うと
まあ壮大な歴史ロマンを感じますね〜
すごいね
 
 
本宮を出て、奥宮へ向かう途中
「結社」があります
こちらは、古くより縁結びの神、恋を祈る神として
信仰が篤く
先の和泉式部が、祈願したとも言われています
 
 
ただ由緒は少し悲しいんです
ご祭神は磐長姫命
 
妹の木花咲耶姫命が、お嫁に行くときに
父が姉の磐長姫命も共におすすめしたところ
断られたことを大いに恥じて
「吾ここに留まりて人々に良縁を授けよう」
といわれ、鎮座したと伝えられています
 
っていうか
共にお勧めするなって!父よ!
それも時代なのでしょうけれど
姉にもきっと素敵な人が見つかったのにね
可哀想な伝説です
 
 
奥宮に続く参詣道です
人の多い本宮よりも、なんだか凛とした空気が流れています
多分、こちらの方がパワーが強い感じです
まあ、あの、霊感とかないんですけどw
 
 
わぁああああぁああ
いつも本宮止まりで、奥宮まで来ていなかったのが
今更ながら勿体無く感じます
 
 
入ってすぐ左手にある「連理の杉」
連理、というのは
別々のものが重なって1つになる意味だそうで
杉、と書いてますが
杉とかえでが和合したもので、とても珍しいそうです
 
 
なんて神々しい空気感!!!
ちょっとワタクシのような凡人には言い表し難いw
でもとっても気持ちの良い場です
美しいな〜〜〜
 
 
なんだか可愛らしい狛犬さん
 
 
こちらが本殿です
敷地のわりにこじんまりしているところが
一層素敵ですね
 
こちらの下には巨大な龍穴があるのだそうですよ
日本三大龍穴のひとつだそうですが
誰も見ることは許されていません
 
高龗神(たかおかみのかみ)の「おかみ」は
水や雨を司る龍の古語だそうなので
龍穴があるのも、納得ですねー
ほんとうに龍神様が住んでおられるのかもしれませんね!
 
 
そして、ワタシの歴史ロマンを掻き立てて止まないのが
この「船形石」なんです!
 
最初に書いた反正天皇の時代
玉依姫命神武天皇の母)が黄船に乗って
難波から淀川、鴨川、貴船川を遡って
この奥宮に上陸し
そこに祠を営んで、水神を祀った、というのが
貴船神社の由緒で
地名や社名の起源はこの黄船に当たるという説もあるんです
 
そして!なんと!
その黄船を、人目を忌て小石で覆ったものが
この船形石だというのです!
えええ〜〜〜!この石を全部取ったら、もしかして…!
すごいじゃないですか
素晴らしいです
 
この積まれている小石を携帯すると
航海安全と言われてるそうですが
今は持って帰れるのかな〜?
 
 
グリーンチャージどころか
御神木もいっぱいで
とっても清々しい気持ちになりました
相方も貴船のことが大好きになったようです
 
 
では最後に、御朱印です
本社でのみいただけますよ
 
お参りの折には
是非是非
奥宮まで足を伸ばすことをオススメします!