続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

伝説の鮨職人のお寿司は、世界一優しいお寿司だった

今日は、至高のお寿司
訪れたのは夏の頃…
 
 
今日ご紹介するお店は
金沢だけでなく、全国的にも有名なお店です
 
 
金沢駅からもほど近い
「金沢茶屋」の奥…
 
 
とうとうやってきました!
「小松弥助」さんです!!
一見さんお断りなど、予約にも色々制限があり
なかなか敷居が高いお店ですが
とうとう!!訪れる日がやってきました!
 
 
小松弥助をここまでの有名店にしたのは
伝説の鮨職人と称される
大将の森田さんです
御年88歳(と思う)
 
伝説、レジェンド、神様…等々
森田さんを表現する言葉は賞賛に溢れています
 
安倍首相がオバマ米大統領と訪れたことで
とっても有名な銀座の「すきやばし次郎」と並び称して
「東の次郎、西の弥助」
と言われています
 
 
な、なんと!!!
今回は、そんな森田さんの目の前の特等席!
こんな素晴らしいことがあるでしょうか!
 
ちょっと緊張して席に座りましたが
目が合うと、ニッコリ
「お寿司美味しいよぉ〜すぐ食べさせるからね」
と言ってくださいました
 
や、や、やさしい……
 
 
メニューはお任せのみです
 
まずは、"まぐろ漬け"です
このわたが少しのせてあり、味のアクセントになっています
中には漬けトロが入っていて
お口いっぱいまぐろだらけ〜幸せ〜
 
シャリは、ふんわりと柔らかく
すとんとお腹に落ちていく感じ
酢も柔らかくて、疲れません
大将と同じ、優しいお寿司です
 
 
そして、次は、"いか"
どこのお寿司屋さんにもあるネタですが
驚くべきスキルで作られる奇跡の一貫です
 
大将は、なんとイカを三枚におろすんです
そんな職人さん他にも居てるんでしょうか?
イカの旨味は真ん中の層にある、と聞いたことがありますが
三枚におろすことによって
それが前面に現れる、ということになるんでしょうか
憶測ですが…
 
いかは空気を孕んで、ふわふわ
シャリとイカの境目がわからないほど
ネタとシャリが一体となって
口全体に旨味と甘味が広がります
アクセントのゴマの風味もまた良いです
 
すっごくすっごく美味しいです♡
 
 
げその炒めたものです
ほの温かくて、ほんのりミキュイ
ぷりぷりで、バターの香り?
めっちゃくちゃ美味しいです
 
 
"炙りとろ"
あま〜〜いうま〜〜い
 
 
カウンターだけの特権で
森田さんは握ったお寿司を
直接手のひらにのせてくれるんです
 
「お寿司をあなたのたなごころ(掌)にのせて
私のおもてなしや感謝の心を届けてる」
とおっしゃっていました
 
なんて素敵なんでしょう
それだけ名声を得ても、決して驕らず
感謝、という言葉をたくさん口にされます
 
 
"甘えび"です
どれもこれも、とっても美味しい…
 
お寿司を握りながら
たくさんお話をしてくださいましたよ
本当に優しいお人柄で
すっかりファンになってしまいました
 
印象的だったのは
「寿司職人は、どうだ!ではなく、どうぞ、という
お客さんへの感謝の心を持って握らないと」
銀座某店の寿司屋に聞いてもらいたい…w
 
 
こちらは、"穴子"
ふわっふわの極みです
旨味に負けない塩と、柚子がふぅわりとかかっています
美味しい。おいしすぎる。
 
 
これは、夏だけの限定
"水茄子"です
じゅわぁあ〜っとジューシー
 
 
"ひらめ"です
上にちょこんとえんがわと梅肉がのっかってます
 
時々、大将が
「美味しいやろう〜」と笑顔で聞いてきます
めちゃくちゃ美味しいです、と答えると
「ありがとう」とニッコリ
 
大将のこの優しさにあてられて
お客さんみんなが自然と笑顔でいっぱいになります
楽しい、幸せ、という空気で
お店中が充たされているのを感じます
 
 
お店の名物、といって良いでしょう
"白山"というグラスに入ったお寿司です
シャリの上に
まぐろ、長芋、雲丹、海苔がのっかってます
これも〜〜美味しいな〜〜
 
ちなみにグラスはバカラのもの
こちらは男性に出すことが多い形だそうです
 
 
ちなみに女性にはこちらのグラス
繊細さが女子らしいから、と大将がおっしゃってました
 
 
そして、絶品"うなきゅう"
アッツアツの焼きたてのうなぎとパリッとしたきゅうりを
パリッパリの海苔で巻いたものです
 
これで、お任せは一通り
 
 
悶絶級の旨さです!!!
アッツアツで香ばしくてうんまーです!!
これは、もう、いつどんな瞬間でも
美味しいヤツですよ
どんな悲しみに暮れてても、これは美味しいヤツです(多分)
 
旨過ぎる〜〜〜〜〜怖い〜〜〜〜
 
 
ここからは、追加になります
"新子(しんこ)"といって、コハダの子供だそうです
 
 
こちらも、人気の一品
"ネギトロ"
まな板の上で、トントン粗めに叩いたトロと
白髪ねぎを豪快に巻いてくれます
これもま〜〜〜〜美味しすぎです!!!
怖い!!!!
何本でも食べれそうです
 
 
うなきゅう、アゲインです
だって、美味しいんだもん
 
 
そして、大将はもちろん
お弟子さんたちも、みんな素晴らしいです
人柄を映してか
みんな笑顔で朗らかで、良い雰囲気
お互いの信頼感が伝わってきて
本当に良いお店だなぁとしみじみと感じました
 
さ・ら・に

「小松弥助」さんには
お店を出た後も余韻にひたれる
楽しい嬉しいお土産メニューがあるんですよ〜〜〜

 
それが、こちら
"弥次喜多"です
 
 
中には、コロン丸い包み紙とお漬物
 
 
バクダンおにぎり、などと呼ばれたりもする
その中身は、いろんなお魚の漬けや海苔などが入った
弥助の世界を凝縮した
とってもファンタスティックなおにぎりなのです
 
 
中身はその時によって違うのですが
マグロやいか、きゅうり、雲丹などなど
細かく刻まれた具材を一旦海苔で包み
それをご飯の中に入れておにぎりにする、という
とても手の込んだものです
 
海苔がしっとり具材とご飯と絡まって
とっても美味しいんです
当日お願いしてもいけるときもあるようですが
事前予約が良いかと思いますよぅ
 
・・・・・・
 
とにかくもう
弥助さんで過ごした時間は
とても素晴らしいものでした
 
お寿司を食べて
こんなにも幸せな気持ちになるんだね
 
弥助さんにはこの後にもお伺いしてるので
またいずれ、載せたいと思います