続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

柳川に来たら、川下りをせずには帰れない

みなさま、こんばんわぁあです

 

今日は、相方は仕事で

ワタシは実家に帰り、母とのんびり

できるだけ、時間があれば

帰るようにしていますが

時々、LINEの返事もくれないしw

実際のところ、どう思ってるんだろう?

逆に、帰ってきたら面倒くさいのかなw

 

自分には子がいないので

母の気持ちというのは想像はできても

実際のところはよくわからないのですが

まあ、千差万別ですよね

色んな母が居て、色んな子が居る

 

 

10月某日、福岡のたび

2日目は

「元祖長浜屋」さんで朝ラーメン

柳川に来て

「元祖本吉屋」さんで、うなぎのせいろ蒸し

食べてばっかりなので

さあ、ちょっと観光でもいたしますか

 

柳川は、水郷としても知られていて

市内には

網目のように堀割が張り巡らされています

柳川といえば

この堀割を、どんこ舟で下る

川下りが、いちばん人気です

 

 

川下りをしている会社はいくつもあり

その会社によって発着場所やルートが違います

正直、どれを選んだら良いのか

よくわからないのですが…

 

ワタシたちは、一応

一番古くからやっておられる

「柳川観光開発」さんにやってきました

 

船場

「松月文人館」という

明治中期の建物の一画ににあります

ここは、北原白秋の詩集「思ひ出」に登場する

元「懐月楼」で

その後、病院や料亭と姿を変え

今では、文人墨客の写真や色紙が展示される

資料館になっています

 

入場は無料ですが、乗車券を買って

すぐに乗り場に案内され

そのまま見学することはありませんでした

 

 

三柱神社の太鼓橋から

乗り場を眺めたところです

 

なんとなく、伏見の疏水を思い出す風景

桜の時期は、キレイなんでしょうねぇ

 

 

ちょうど、舟が出るところで

慌ただしく乗り込みました

 

本当は一番前がよかったけれど

一番後ろに座ることになりました

結果的には、後ろも良かった

 

座席は一番前か一番後ろが良さそうですね

 

 

他の船頭さんが、お見送りしてくれました

 

 

堀割沿いには

沢山のしだれ柳の木が植えられています

柳川の名前の由来でしょうか

一時はずいぶん数が減ったそうですが

今は、植樹も進められているそうです

 

 

柳川城堀水門にやってきました

ここから、城内の内堀に入り

左右に折れながら進んでいきます

 

 

うわぁあー水門ギリギリの幅です

やはり、お城の水門ということもあり

他の部分より石組みが立派ですね

とてもきれいです

 

 

お堀は、幅は大小さまざまですが

総延長は470kmもあるそうです

 

今回利用した「柳川観光開発」さんは

城内の内堀を下るコースですが

他の会社は、すべて逆コースで

川上りをしている状態だそうです

 

船頭さんが橋の欄干によじ登って

また、舟に飛び降りるという

パフォーマンスをしてる会社もありますし

外堀を巡るコースを開催してるところもあり

お好みで選べますので

行かれる方は色々調べてみてください

 

 

コースはだいたい4.7km

およそ70分かけて進みます

 

船頭さんによっても少し違うみたいで

ワタシたちの船の船頭さんは

しっかりと時間をかけてくれたので

後ろの船に抜かされたりしました

いや、ありがたいことです

 

 

幅が狭い堀割には

沢山橋が架けられていますが

頭をググーッと下げないと

通過できないような橋がいくつもあります

 

それがまた楽しくて

柳川下りの醍醐味でもあります

 

 

途中、昔の庭園跡や歌碑

うなぎの供養塔などもあります

 

絵になるわけではないですが

妻夫木聡さんの母校やら

タイミングはこの写真より後ですが

錦織圭選手の通っていた

テニス強豪校の室内コートや寮やら

オノヨーコの実家であるとか

なにかしら、色々通りますw

 

 

奥に見える煉瓦造りの建物は

「並倉」というそうで

めちゃくちゃキレイなんですが

前まで行かず

その手前で、掘割を右折してしまいました

 

 

めちゃくちゃ絵になるんですけどね

素敵です

 

あとで陸路から行ってみることにします

 

 

ワタシたちの船頭さんは

ものすごく、よく喋り

ものすごく、よく歌う

サービス精神旺盛な船頭さんでした

 

途中、抜かしていった舟の船頭さんは

全然喋らずシーン…としてたので

ほんとにそれぞれ違うみたいですね

 

韓国やマレーシアから来られた方も

同乗していたので

カタコトではありますが

そちらの言葉でガイドされたりもしてました

 

 

とってもキレイな風景です

ここからしばらくは

一番後ろの座席が特等席です

 

 

柳川下りの、観光写真は

この辺りで撮られたものが

使われたりするそうですよ

 

 

しばし、風景をお楽しみください

 

 

水辺には、いろんな花が咲いていたり

いろんな種類の鳥がいたり

それもまた楽しいですよ

 

 

橋の欄干に、果物のような

木の実が成っているところもありました

 

 

なんだかオブジェのようで

可愛らしかったです

 

 

この日は、朝の間は

雨が降っていたのですが

ワタシたちが舟に乗る頃は、曇り空

 

雨に降られず良かったですが

晴れていたら

水の色もまた違った美しさだったでしょうね

 

 

客観的に別の舟を眺める

また風情があって、良いですね〜

自分もあんな風に見えるのですね

 

 

そうそう、唐突ですが

冬はね、こたつ舟が出るそうですよ

それも楽しそうだなぁ

 

 

途中、茶屋のようなところに寄ります

舟を降りることはできませんが

舟に乗ったまま

甘味や飲み物を買うことができます

 

ワタシたち、結構買うクチですが

今回はやめておきましたぁ

 

 

船頭さんの歌とおしゃべり以外は

水を掻く櫂の音だけ

静かな風景です

 

 

おおおおお、狭い

船の外に手を出すのは厳禁です

ガリガリっといきますよ…

 


通り抜けた橋を

振り返って見てみる

 

 

こちらは、昔の漁の仕掛けを

再現したものだそうです

使われてはいないそうですが…

動かせるのかな?

 

 

終わりが近づいてくるにつれて

他の舟も増えてきました

 

船場

「御花北門」というところです

ちなみに

船場に車を停めている場合は

少し歩いたところから

無料の送迎バスに乗り、戻れますので

チケット購入時にもらえる地図を

無くさないようにしておきましょう

 

 

降りたところに

「御花西洋館」というのがあります

柳川藩主立花家の別邸で

明治時代、伯爵家となってから建てられた

迎賓館なのだそうです

 

その周辺の建物すべて含め

今は料亭旅館になっていて

敷地内にはギフトショップがあります

品数も揃っていて、なかなか見やすく

ついでにお土産を購入しました

 

 

今回買ったのは、こんな感じ

 

旅館の朝食でも供されているという

柳川産の "有明のりの佃煮"

創業明治3年、150年の歴史を持つ

柳川の「鶴味噌醸造」さんの "ゆず味噌"

それと

有明海にちなんだ

"むつごろうラーメン"

"エイリアンラーメン"

 

 

"むつごろうラーメン" は

あまりに可愛いので

会社の先輩方のお土産にも購入

 

創業明治23年

柳川にある「夜明茶屋」さんのもので

有明海で獲れる 「むつごろう"」を

1匹1匹丁寧に天日干しし炙ったものを

粉末状のスープにしてあるそうです

さらに、麺は

福岡県内の農家さんが

福岡のラーメンのために生産しているという

「ラー麦」を100%使用しているという

こだわりのラーメンなのです

 

 

"エイリアンラーメン" は

完全なるジャケ買いです

 

こちらも、先ほどご紹介した

"むつごろうラーメン" と同じ

「夜明茶屋」さんのもの

 

同じく有明海で獲れる 「ワラスボ」を

スープにしたものです

ワラスボはなかなかイカついビジュアルでして

ほんと、エイリアンみたいなんですよね

それをイメージして

スープの色も、エイリアンの体液のような

緑色なのだそうです!

(まだ、食べてないのです)

 

 

さてさて

川下りのどんこ舟は下船しまして

先ほど、見れなかった

「並倉」を陸路で見にきました

 

壇平橋というところから、よく見えます

 

 

なんと、こちら

先ほどの、お土産でチラッとご紹介した

「鶴味噌醸造」さんの

現役の味噌倉なのだそうです

とっても素敵ですよねぇ

 

北原白秋も、この味噌倉の風景を

「橋ぎはの醤油並倉
西日さし
水路は埋む臺灣藻の花」と詠いました

 

臺灣藻は、ウォーターヒヤシンスのことです

 

 

平成12年には

国の登録有形文化財に指定されたそう

 

良い風景見れて、良い味噌も買えて

良かった良かった

 

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡

旅はまだまだ続きます!