続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

長崎の出島で、歴史散歩

みなさま、こんばんわぁあです

 

土日のお休みも、もう終わり

今日は、金継ぎして

掃除して、いつも通り料理して

まあ、ぼちぼち頑張りました!!

 

明日から少しがんばる

お楽しみが待ってる〜

 

 

連日ずっとお届けしてます

5月某日、九州に来ていましたよ

ここのところはずっと

長崎のはなしです

 

ハシゴするつもりで

夕方早めに、普段より軽めに夜ごはんを食べ

その後、たまたま

出島のあたりを通りがかりました

 

 

ワタシはもう、ずいぶん昔に

友達と来たことがあったのですが

以前より、色んな施設ができて

新しくなっているのだとか

 

しかも、他の多くの観光施設と違って

なんと夜21時まで開いてるとか!!

(最終入場は20:40迄)

素晴らしい!!!

 

相方も元々行きたがっていたし

それならば、行ってみようじゃないの

 

 

入場料は、1人520円

 

ちなみにレストランとお土産屋さんは

遅い時間だと閉まっているので

行かれる方は、ご注意くださいね

 

 

そもそも「出島」とはってことですが

皆様、教科書で習っているので

ご存知だとは思いますが

元々は、キリスト教の布教活動をしていた

ポルトガル人を収容するため

長崎の有力な町人達の出資で完成したものです

 

ポルトガル船の来航が禁止された後は

平戸のオランダ商館が移転し

鎖国時代の日本で

唯一西欧諸国に開かれた場所で

当時、海外からの優れた知識や物資は

出島から、全国に伝わっていったのは

想像に難くないですよね

 

 

まずは

表門メインゲートから入って左側

明治時代に建てられたものが

いくつか残っています

 

このあたりの門は

ワタシが何十年も前に親友と来た時にもあって

ここで撮った写真も残っています

 

上段の写真は、陶製の門柱です

元は違う場所にあったものを移築したようです

柱には、オランダのマーストリヒトにある

ペトゥルス・レグゥー窯のマークが刻まれてて

当時、出島にあった店舗で

使用されていたようです

トゥルス・レグゥー窯の製品は

阿蘭陀(おらんだ)趣味の大名や藩主

商人などで流行ってたようですよ〜

 

下段の門も、とても古くて

アンティークや、骨董が好きなワタシは

好きな世界観です

 

 

こちらは「旧長崎内外クラブ」といって

1903年明治32年)に

グラバー園」の時にもご紹介した

倉場富三郎氏等を発起人として

長崎に在留する外国人と日本人の

親交の場として設立されました

今の建物は、明治36年に建てられたものです

 

1階のレストランは閉まっていましたが

2階は居留地時代の展示がありました

 

 

こちらは「旧出島神学校」

1875年に創設された出島教会に隣接させ

1878年明治11年)に建てられた

現存する日本最古の

キリスト教プロテスタント)の神学校です

 

居留地時代の雰囲気がよく残されていて

めちゃ可愛い建物ですよ

 

 

これは、「ミニ出島」

昔からあった気がする!!

 

昭和51年に制作された15分の1の模型で

川原慶賀が1820年頃の出島を描いたとされる

「長崎出島之図」を参考に再現したものです

 

 

なんか懐かしい〜

この左半分のエリアは

とても思い出に残っています

他にも興味深いものがありましたが

ブログが必要以上に長くなるので

 

右側は、当時出島にあった施設などを

復元したエリアです

行ってみましょー!!!

 

 

こちらは

幕末の安政の開国後に建てられた

海外の商社が所有していた石倉を復元したもの

中は「考古館」になっていて

出島の発掘調査で出土した

輸出用の国産陶磁器などが

たくさん展示されてされています

 

器好きには興味深い展示でした

 

 

2階もあって、見応えあります

 

 

器だけでなく

出島から出土した様々な動物の骨の展示も

 

ペットとしての、犬猫以外に

朝や豚、鳥など色んな生き物がいたようです

その多くが

オランダから舶載されたものだったようです

 

 

当時女性が出入りすることが

許されていなかった出島で

唯一許されていたのが、遊女だったそうで

身につけていたものや装身具も

沢山出土しているそうです

 

左側写真は遊び道具で面子(メンコ)です

楽しいですね

 

右側写真は、遊女とは関係ない展示ですが

オランダ人が使用していた西洋陶器です

 

 

カピタン部屋の発掘中に出土したという

護身用のリボルバーだそうです

 

カピタン部屋ってなんやねん!ですよね

のちほど、また出てきますのでその時に

 

 

(↑これは、考古館とは別の展示室のもの) 

 

砂糖が収納されていた

一番蔵や、三番蔵、十四番蔵

砂糖はやはりとても貴重な輸入品で

蔵が沢山あったようです

染料の蘇木が収納されてた二番蔵

スパイスが収納されていた十六番蔵や

銅蔵、銅の計量や梱包をしていた組頭部屋

などなど

他にもたくさんの施設が復元され

そのそれぞれに展示も沢山があり

想像以上のフルボリューム

 

盛り沢山過ぎてブログが超超長文になるので

全部をご紹介できません

ワタシの説明文も、展示資料を基にしてて

所詮受け売りですので…w

興味のある方は、調べてみてください

(丸投げ…笑)

 

 

 朝から色々活動して

軽い気持ちで、出島にやってきましたが

見どころが多過ぎてへとへとに…

 

 

こちらは、「乙名詰所」

日本側の貿易事務や、管理をしていたのが

乙名と呼ばれる人たちで

出島を築いた25名の出島町人の中から

奉行が選任していたそうです

 

表門から出入りする人たちや

商館員の管理もしていたそうで

こちらは、そのための詰所です

詰所以外に「乙名部屋」というのもあります

 

 

歴代のカピタンが記されてます

カピタン、カピタンってなんやねん、と

教科書に出てきました?カピタンって…

全く記憶にないんですが

オランダ商館長のことらしいです

 

 

「カピタン部屋」というのも復元されていて

かなり立派な建物です

屋根付きの外階段が付いていて

町がよく見渡せます

 

 

カピタン部屋と乙名部屋は

渡り廊下でつながっていたようです

左側が乙名部屋、右側はカピタン部屋

 

 

緑の窓の桟がカピタン部屋です

当時も緑やったんかなー?

 

ちなみに1階は商館長の食糧と物品の倉庫で

装飾はあまり無いのです
 

 

商館長(カピタン)の住まいであると同時に

商館事務所や迎賓館の機能を持つ建物で

19世紀初頭の調度品を中心とした

生活再現展示が行われてます

 

2階の中は可愛い壁紙が貼られて

一気に洋風の造り

玄関の間にはビリヤード台が置かれてたとか

照明器具は、鳩の装飾がついていて

オランダで同時代に作られた灯具を元に

複製されたものだそうです

かわいいー

 

 

あらまあ、可愛らしいわー

オランダのクリスマスを意味する

「阿蘭陀冬至」の様子を再現していたり

カピタンの引き継ぎの様子など

 シーンを特定して再現してるのが良い感じです

 

 

見ていたら、すっかり暗くなってきました

後半疲れて飛ばし飛ばしでも

1時間半以上かかってしまった…

 

 

夜もまたええ雰囲気です

21時までやってるって、ほんとありがたい

 

 

出島の前を流れる中島川

灯りが写ってとても綺麗です

 

 

疲れ果ててるので

そろそろ一旦、お宿に向かいます

 

 

出島の表門橋からの景色

いやーもう、この夜景には

カピタンもびっくりだろうねー

キレイです

 

出島は、復元部分が多いですが

展示もかなり充実していて

見応えもたっぷりでした

夜のお散歩がてらにも、是非是非

 

旅はまだまだ続きます

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡