続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

知床五湖大ループで、北海道がもっともっと好きになる

みなさま、こんばんわぁあです

 

5月某日、北海道のたび

この日は

久しぶりに知床五湖にやってきました

 

前回訪れてから、この20年の間に

知床は、世界遺産に認定され

見学方法など様々な変化があったようです

 

 

地上遊歩道は

以前は五湖のうち

一湖と二湖しかありませんでしたが

2011年に、五湖すべて回れるようになりました

そして

5/10から7/31までのヒグマの活動期は

知床五湖登録引率者」による

有料のガイドツアーに参加しなければ

地上遊歩道を散策することはできません

 

その代わり

高架木道が設置され

ヒグマがのぼれないよう電気柵が設けられ

無料で、安全に歩くことができます

 

 

あらかじめ予約し

お願いしておいたガイドさんと

知床五湖の入口

「フィールドハウス」で待ち合わせです

こうやって見ると

ほんまヒグマって大きいんやなぁあ

 

事前に予約をしていない方も

空きさえあれば

当日こちらでお願いすることもできますが

ガイドさんの指定などはできないかもです

 

 

知床五湖でのヒグマの目撃情報です

5/10に、地上遊歩道が開いて

まだ4日目でしたが

毎日目撃されているようです

 

ヒグマが人を襲うニュースなど

恐ろしいこともありますが

知床は、世界一ヒグマ密度の高い場所

 

アスファルトの街の中ではなく

自然の中で、遠くから、そっと見てみたい

なんて思うのはワタシだけではないはずです

 

 

まずはガイドさんから

歩く時の注意事項や

ヒグマに遭遇した時の対処方法などなど

しっかりとレクチャーを受けます

 

今回お願いしたガイドさんは

「SOT!」の鈴木謙一さんです

数多いガイドの中でも人気No.1だそうですよ

ちなみに、その日最初の予約を入れた組は

写真のタオルがいただけます!

 

ワタシはただ、この人良さげだなと思い

選んだだけでしたが

行く前に復習で20年前のアルバムを開いたら

なんと

「フレペの滝」の早朝ツアーで

ご一緒したガイドさんだったんです

いやーーこれもご縁ですよね!

 

 

朝8時から15分毎に

1グループ(ガイド+ゲスト上限8人程)が

出発するよう決められているのですが

たまたま朝一番の組のゲストが遅刻したようで

急遽繰り上げ、朝一番の出発となりました

なにやら、良い予感がしますね!!

 

しかも、ゲストはワタシと相方の2人だけ!

これは嬉しい!!

 

 

地上遊歩道には

大ループと、小ループの2つのコースがあり

大ループは、全周3km、所要時間3時間

小ループは、全周1.6kmの1.5時間です

今回、ワタシたちは

大ループのコースです

 

丁寧な説明を受けながら

ゆっくりゆっくり歩いていきます

 

 

知床五湖

約4000年前頃に発生した山体崩壊による

土砂の「岩屑なだれ」でできた

凸凹地の、凹地の部分に

雨水などが溜まってできたものだそうです

 

土の層が非常に浅く

木が根を深く張ることが出来ず

倒木などもとても多いのですが

それにより、日が差し込み

その倒木からまた小さな芽吹きがあり

それがまた大きな木となる…

森が循環しているんですね

 

 

ヒグマの爪痕です!

木登り上手なんですね

 

そうこうしていると

なにやら、動くものが…!

 

 

エゾリスのペアです!!!

追っかけっこをしてるみたいに

しばらくワタシたちの回りの木を

登ったり降りたりしていました

お耳がピッと立ってて、尻尾がフサフサで

可愛いぃ〜♡

 

このシーズン始まって

 エゾリスを見たガイドさんは

まだ2,3人しか居ないという頃で

しかもスマホでも写真が撮れるぐらい

ずっと近くにいるだなんて

すごくツイてるそうです!

 

なんといってもヒグマよりレアですからね!

 

まあしかし、キタキツネの時も書きましたが

動物相手はやっぱり一眼レフがいいなぁ…

その度に売ったことを後悔します笑
 

 

まず最初の五湖に到着しました

ポツポツ雨が降っていますが

森の木々に守られて

歩いている間は、ほとんど気になりません

 

 

天候の割には、知床連山もよく見えます

 

ガイドの鈴木さんも

前日はもっと悪天候になるかと思ってたけど

中止にしなくて良かったと仰ってました

 

 

あちこちに咲いている水芭蕉

冬眠明けのこの季節は

ヒグマさんは、この根をよく食べるそうです

右側が、食べたあとの葉っぱです

根っこだけじゃなく葉っぱも齧るようですね

 

 

幻想的な風景

奥には、桜が咲いています

 

 

アカゲラが、あけた穴です

コロナの間、閉鎖されていた遊歩道

誰も人が通らない間

すぐそばの木で子育てをしていたそうです

 

ん?クマゲラだった?アカゲラよな?

ガイドの鈴木さんはきちんと説明してくれたのに

最近、記憶力が悪くていけません…

 

 

左側、肝心の部分がピンボケですが

ヒメイチゲ、という小さなお花

右側は、コミヤマカタバミ

花も可愛いですが、葉っぱもハート型で♡

 

どちらも、可憐で可愛いです

 

 

四湖に到着しました

先ほど、見えていた桜が

少し近くなりました

知床連山もとてもキレイに見えてます

 

 

湖の色は茶色で

前日の温泉のような色w

これは鉄分が多いからだそうです

 

 

非日常的な美しい風景に

うっとりします

 

 

途中にあった、大きな木

上の方にはちゃんと緑の葉が付いてますが

木の洞(うろ)から覗いてみると

空が見えて、なんだかスゴい

なぜだか宇宙のようなものを感じました

 

 

三湖に到着しましたぁ

 

 

知床連山は

羅臼岳、三ツ峰、サシルイ岳、オッカバケ岳

南岳、知床別岳、硫黄山からなる山々です

この順番は

知床五湖から見える右側からの羅列です

 

この写真に写ってるのは

左端の硫黄山から、サシルイ岳までかな

一番高いのは、羅臼岳ですが

先端は雲に隠れてることが多かったです

 

 

美しいですなぁあー

 

さてさて

そうこうしているうちに

前日までいちばんヒグマの目撃情報の多い

三湖と、二湖の間にやってきました

 

カーブや傾斜のあるところでは

鈴木さんが手を叩いたり、声を出したり

クマに出会わないよう

事前に人間の存在を知らせます

 

ですが

 


居てました!!!

ヒグマさんです!!!

 

水芭蕉を食べにきていたようで

ワタシたちの存在を見て

山の方に逃げていきました

鈴木さんによると

大きさは80kg位の雌の個体ではないか、とのこと

 

咄嗟のスマホ撮影ではこれが限界〜笑

一眼レフ…売らなきゃよかった…(今日2度目)

 

もちろん会わないのが良い、という

知床散策の前提があるのは理解していますが

アスファルト上ではなく

知床の自然の中で暮らすヒグマの姿を見られて

ワタシはとても嬉しかったです

 

アイヌでは

ヒグマは特別な存在で

キムンカムイ(山の神)と呼ばれていました

 

カムイが姿を見せてくれた、という事実が

知床の地に、歓迎されているような

そんな気持ちに勝手になりました

 

エゾリスも、ヒグマも見るだなんて

めちゃくちゃ持ってますね!!と

鈴木さんにも言っていただきまして

いやぁ来て良かったなぁーと

 

 

通常、ヒグマに遭遇した時には

フィールドハウスに無線連絡をし

ガイドさんの判断により

危険な場合には

引き返して、ツアーは中断

遊歩道も閉鎖になります

安全と判断された場合には、続行となります

 

今回は、ワタシたちとは反対側の

山の方へ逃げていったので、続行となり

まあほんとに1番良い形で

ヒグマさんに出会うことができたんだなぁと

感謝の気持ちでいっぱいです

 

その後、終わるまで無線が入らなかったので

午前中の後続グループは

ヒグマには会えなかったということです

繰り上げで1番手の出発になって本当に良かった

遅刻した方に感謝だなぁー笑

 


ちなみに

遊歩道脇には、アルファベットが付いた

小さな杭が打ち込まれているのですが

ヒグマの目撃場所などを、無線で報告する時の

場所の目安になっています

 

ただ、アルファベットだと

CとEなど、聞き間違えやすい音があるため

それぞれ、動物の名前に置き換え

報告を行うそうです

例えば、今回ヒグマさんが出た

L地点だと、LION(ライオン)といった感じ

ワタシこのクイズ、めちゃ得意です✨

 

その話の中で

「Qの付く動物が居なくてですね〜」

今は動物ではなく

QUEEN BEE(女王蜂)となっているそうですが

ワタクシ、閃きまして

「クオッカがいるじゃないですか!」と

一石を投じてきました

 

いつか、Qの動物がクオッカになった時は

キロクマニアが変えたんだ!と

思ってもらって結構です!フフフ!!!

 

オーストラリア南西部のに住む

世界一幸せな動物と言われる

クオッカ(QUOKKA)

クアッカワラビーとも言うそうです)

一度は本物見てみたい

 


いや、もうお喋りはこのへんにして

ほんとに美しい風景ですよ

 

 

自然ありのままの姿が

どんな手入れされた庭より美しい

右側は

またまた肝心な部分がピンぼけですが

ヤマハタザオというお花です

 

 

二湖までやってきました

20年振りの二湖です

母と来た時は、快晴でした

 

鈴木さん曰く

どれだけ晴れていても

知床連山が見えないなんてことも稀にあるそうで

曇りでも、これだけくっきり見えるなんて

本当にありがたいことです

 


おおおおっっヒグマさんの足跡です!

普通に、遊歩道のところに残されてました

これは素人ではわかりませんね

でも言われてみると

指の部分なども見えてきますよ

 

痕跡まで見れて、本当に嬉しかったです
 

 

最後に一湖にやってきました

ここから

高架木道に上がり

元のフィールドハウスに戻ります

 

 

なんだか

とても充実した時間で

ロールプレイングゲームをやり切って

エンディングが流れてるような気持ちw

 

高架木道から見る

知床一湖はまた違った風景で

これもまた美しかったです

 

 

湖や、山や、鹿ちゃんを眺めながら

のんびりと歩いて戻ります

 

 

木道は、人工物ではありますが

知床の風景に馴染んで

とてもキレイだなと思いました

 

植物が踏み荒らされることもないし

ヒグマの心配もなく知床の自然を感じられるし

車椅子の方などでも来られるのも、良い

 

 

楽しかったよぉおー

ありがとう!!!知床!!!!

 

ガイドの鈴木さん

本当にありがとうございました!

 

 

シメは、やっぱりソフトクリームです

20年前にも

売店こそ違いますが

母とここで食べました

その時は

こけもも&はまなすのソフトクリームだった

 

 

"コケモモソフト" 350円

 

ちょっと人工的な味になってて…

記憶の中ではもっともっと美味しかったですがw

でも、また食べられて嬉しかったです

 

いやぁあ、ほんとうに

思い出深い旅になりました

初めて来た相方も、知床が大好きになりました

冬に来たり、船に乗って周遊してみたり

まだまだ訪れたい

また来るぞー!オー!!

 

今日は、かなりの長文になりましたが

読んでくださって

♡ありがとうございました♡

 

旅はまだまだ続きます!!