続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

日本で最後の個展 !? 村上隆「もののけ京都」に行ってきた

みなさま、こんばんわぁあです

 

夜中にふと目が覚めて

あ、明日休みなんだ!と思うだけで

心にゆとりがうまれて

ブログの見直しでもするか、とはしゃいでしまう

現在AM4時 笑

そして朝は平然と早起きもする

だって、休みですから!楽しみたい!

 

休みってサイコー

 

 

例年のふるさと納税

地域の特産品が返礼品になっているものを

ずっと選んだきたのですが

今年は、相方が独断で

京都市にしてしまいました

 

京都市

アーティスト村上隆

「COLLECTIBLE TRADING CARD」と

京都市京セラ美術館で行われている

村上隆 もののけ京都」の入場券

クリアファイルでした

 

いくら寄付したのかは知りませんが

入場券2枚だけを残して

他は全部、人に譲ったようです

 

 

その2枚を持って、行ってきました

5月某日の

京都市京セラ美術館

結構よく来ちゃってますね

 

 

先ほども書いた通り

村上隆 もののけ京都」です

 

スイマセン、9月1日に終わってしまいましたが

京都市京セラ美術館の

開館90周年記念展として開催され

村上隆氏の、国内では約8年ぶり

東京以外で初めての大規模個展でした

 

村上隆氏曰く

日本で個展をするのは

これが最後かもしれないと仰ってました

 

 

入口では

大きな「吽像」と「阿像」がお出迎えです

足元にはカラフルな邪鬼が踏みつけられ

怖い顔をしていますが

どこかポップで可愛らしいです

 

ワタクシ、ほんとーに正直に申しますと

村上隆さんの作品

有名なものしか知りませんが

まったく良さがわからないんですw

まったく好みじゃない

 

でも、評価されてる、支持されてるものには

必ず理由があると思いますので

勉強だと思って観てきました

 

 

まずは、「もののけ洛中洛外図」

 

室町時代後半から江戸時代まで

京都の町を描いた「洛中洛外図」

これまでにも沢山描かれていますが

この作品は

17世紀に岩佐又兵衛の屏風絵を

スキャンで線画化し

人の手で書き直したものだそうです

 

 

確かに、町の構図などはよく似ていますが

そこかしこに

お花やキャラクターがちりばめられ

金箔の雲の中には無数のドクロが描かれています

 

 

うわぁー細かいね!色々描かれてるな!

カラフルやな!!!

とは思うんですが

素敵!欲しい!とは思わないですw

 

すでに世で評価され完成されたものを

再構築する、という作業に

ワタシはあまり意味が見出せないというか…

もともと懐古趣味だということもあり

あまり魅力が感じられないんですよね

 

 

人気の風神雷神もすみっこに

描かれています

写真を拡大して探してみてください

作品についてはまたのちほど

 

 

こちらは、「光琳シリーズ」

尾形光琳の団扇を元に描かれたものです

 

 

こちらでは、村上隆氏が

岩佐又兵衛版 洛中洛外図が

完成していないことへの言いわけをする村上隆

と称して

作品についてあれやこれやと語っています

直筆の文字は、人となりが伝わってきて

ついつい読んでしまいますね

 

 

そして次は

「四神と六角螺旋堂」

 

京都や奈良の古い都では

「四神」=神獣に各方角を守ってもらうという

考え方があり

実際には山や川や池だったりするわけですが

 

京都市京セラ美術館の展示室の各壁面も

京都の東西南北と一致しているのだそうですよ

 

 

中央には

伽藍を象徴する「六角螺旋堂」と

金色のドクロの立体作品「竜頭Gold」

そして

この螺旋堂をぐるりと囲むように

神獣が展示され

村上版「平安京」を作り出してるのだそうです

 

 

南は、朱雀

北は、玄武

東は、青龍

西は、白虎

 

とても鮮やかな色彩

カラフルでポップですよね

 

 

珍しく、ダークな色の作品

ポップなドクロ、これは結構好き

 

先ほどご紹介した、「竜頭Gold」に

この作品も

この部屋の壁や床には

沢山ドクロの文様が描かれています

 今よりもずっと死の気配が濃密だった

平安の都を思わせます

 

 

「想像を超えた宇宙の活性を想起する」という

2018年の作品です

 

 

次は「DOB 往還記」

キャラクターぐらいは見たことがありますが

ワタシは語るだけの知識を

持ち合わせていませんので

説明をそのまま貼っておきます

 ↓↓↓

1993年、村上隆

当時発売されたばかりの新しい

アップルパーソナルコンピュータ一を購入した

友人のオペレーターの手を借り、

約1ヶ月を要してDOBを生み出しました。

大衆文化と現代アートをつなぐものとして、

日本社会の幼稚さや戦後日本の「モドキ文化」、

消費文化のなかで大量に生産される

キャラクターなどに言及したDOB は、

時代の変遷とともに様々なかたちで

デフォルメ、変容、増殖を続けていきました。

それは、作家自身の自画像のようでもあり、

また、村上が提唱した、日本の伝統絵画や

アニメ、漫画へと続く平面性と

戦後日本の階級のない社会的文脈とを関連させる

スーパーフラット」概念を

体現するかのような存在とも言えます。

この部屋では、文字通り、DOBが時代を往還し、

昔のDOBが今の衣装で現れたり、

あるいは初めて出会う

新しい表情のDOBがいたり、多種多様なDOBが、

イカイとキキ、ゆめライオンやパンダ、

さらには

新しいキャラクターたちとともに登場します。

村上は、日本のキャラクター文化が発展し、

世界を席巻した理由は、敗戦国の悲哀を抱えた

日本人の魂の震えが

共感を呼んでいるのだと言います。

村上のキャラクタ 一もまた、

世界が疫病や戦争などで

不穏に変化していく兆しを捉え、

形象化した現代の

もののけ」たちなのかもしれません

 

 

氏の提唱した「スーパーフラット」について

こちらは美術館HPの引用です

↓↓↓

かつて村上隆が企画した展覧会

スーパーフラット(Superflat)」は、

2000〜2001年にかけて

日本とアメリカの各都市を巡回、

展覧会とともに発表された

スーパーフラット宣言」は、

現代美術シーンに重要な影響を及ぼしました。

その考えは、日本の伝統的な絵画表現と

アニメや漫画、ゲームに代表される

大衆文化を結びつけただけでなく、

戦前から戦後の日本人の

感性の有り様や社会の様相、さらには

資本主義経済や政治、宗教をもフラットに捉え、

あらゆる手法を用いて

創作活動全体に取り込むことで、

多種多様な作品を生み出し、

アートの価値や本質的な意味を

問いかけてきました。

そのキャリアは、

欧米が事実上の規範となっている

国際的なアートシーンに、

日本から独自の視点で挑み、

刺激を与え続けてきた営みであると言えます。

 

 

スミマセン、一応色々読んで勉強したので

知ったかぶりして

いくつか読んだものを要約して

自分なりに書こうかと一瞬思ったんですが

書いてる内容は理解できても

肝心の作品自体が

やっぱり自分はよくわからないので…笑

やる気が湧いてこず…

そのまま載せてしまいました

 

ただ

このDOBの目は、よく覚えておいてください

 

 

この作品は

ふるさと納税の返礼品

「COLLECTIBLE TRADING CARD」第一弾で

めちゃくちゃ高値になったやつですよね

今どうなってるかは知りませんが…

少しは落ち着いたのかな?

 

ちなみに

氏の作品

「マイ・ロンサム・カウボーイ」は

オークションで

当時の日本人アーティストとして最高額

16億円の高値がつきました

 

 

「772772」という作品です

 

 

ただ、先ほども書いた

「マイ・ロンサム・カウボーイ」などの

サブカルチャー系のフィギュアや

お花の絵よりも

個人的にはDOBが良いかなぁと思います

 

作品の良し悪しではなく

完全に好みの問題ですよ〜

 

 

村上隆氏の作品では珍しい

手書き作品

1993年頃のもので

DOBの元になったデッサンなのかなー??

詳細は知りませんがね

 

やっぱり、こういう作品の方が

自分の心には訴えかけてくるものがあります

手仕事とか、肉筆画とかそういうものが好きな

古い人間でございます

 

 

立体作品

「 不思議の森のDOBくん」

奥のDOBくんの目見てください

 

相方に言われたんです

最初のレインボーカラーのDOBを指して

「昔は、目の大きさあのくらいやったけど

今これぐらい」と!!

 

いやぁあぁあぁもうウケましたね

思い当たるフシもある

今はカラコンもしない、マスカラもしない

そもそも

眼を見開かなくなったもんなー

いつも半目です笑

 

 

いや、ほんとにまあ好みの問題ですが

世界中の人たちから支持されてるから

素晴らしい作品たちなんですよね…

ワタシにはわからんけど笑

 

日本人より海外で人気のようですよね

 

カニエ・ウェストは熱心なコレクターですし

ビリー・アイリッシュもファンだと

公言していますよね

 

 

村上隆氏率いる

アート制作会社「カイカイキキ」の

キャラクター

「カイカイ」と「キキ」です

 

様々なフィギュアの展示もありまして

こうやって見ると

自分はDOBやドクロモチーフの作品は

可愛いな、と思うのでした

あら、少し認識が変わってきましたかね?

 

 

そして、お次は

風神雷神ワンダーランド」

 

説明をそのまま引用すると

曾我蕭白狩野山雪といった

いわゆる「奇想」の絵師や

尾形光琳俵屋宗達といった

京都を中心に活躍した絵師に

挑んだ作品を紹介しているとのことです

 

 

人気の作品ですね

 

風神雷神図屏風」といえば

 俵屋宗達の描いた国宝が

( 但、款記も印章もない)

あまりに素晴らしく、有名なのですが

 

村上氏のそれは

もうまったくなんというか

現代日本ゆるキャラのような感じですね

 いやぁぁあーわからん 笑

ええのかなぁ、ええんやろうなぁ?

 

昔、TVのドキュメンタリーで

書家の金澤翔子さんの

風神雷神」には、いたく感激いたしましたが

あれは本当にすごい

オリジナルに次ぐものは

ワタシ的には、あれかなと

 

 

今回の個展に関する

細かな指示なども展示されていました

こうやって見ると

村上隆氏本人以外の方々の

ものすごい労力が詰まっているのだなぁと…

個展であって個展でないというか

 

これまで見てきた作家さんたちの作品と比べると

職人というよりはプロデューサーのような

そんな印象を持ちました

 

 

下側は「ライオンと村上隆」という作品です

自画像的な要素もあるのでしょうかね

少し似ている気もします

 

 

《雲竜赤変図》です

 

これは「芸術新潮」の連載

「ニッポン絵合せ」の中で

村上隆氏が、師匠と呼ぶ美術史家・辻惟雄から

「たまには自分で描いてみたら」と

言われ描いたものだそうで

 

副題のようなもの??に

辻惟雄先生に

「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」

と嫌味を言われて腹が立って

自分で描いたバージョン》と書かれています

 

村上隆氏は

東京藝術大学大学院美術研究科で

博士号を取得されていて

意外なことに専攻は日本画なのだそうです

確かなバックボーンをお持ちなのですね…

 

 

《金色の空の夏のお花畑》

いかにも村上隆氏らしい作品ですね

 

説明によると

↓↓↓

光琳の《孔雀立葵図屏風》の立葵を思わせる

お花が横長の画面いっぱいに広がる

シリーズの最新作です。

当初の青空と雲の景色が、

かつてアニメで頻繁に使用された、

戦争の記憶や

ノスタルジックなもの哀しさを感じさせる

夏休みの風景を参照していたのに対し、

そうした風景がアニメ表現において

見られなくなった今、

村上作品の背景も金箔を貼った

琳派風の黄金の空に変わっています。 

 

ですってよ!!

こういう解説書く人ってすごいですね

 

 

「見返り、来迎図」という作品

こうやって見ると

いろんな絵が描けはるんやなぁーと

 

 

そして、「もののけ遊戯譚」

説明によると

村上隆の最新のトレンドが

この部屋にまとめて展示されているとか

 

終始ほとんど

自分の言葉で語れず、スミマセンね…

 

 

これは、先に書いた

「マイ・ロンサム・カウボーイ」や「ヒロポン

と同じキャラクターですよね

 

いやぁもう、良さがわからんってよw

若干書き疲れしております

対象に熱意が足らんもんで…

 

 

「Murakami. Flowers Collectible

Trading Card 2023」

 

 人間の煩悩の数に由来した

108点のこのシリーズは

トレーディングカードとして制作した作品を

40センチの絵画として

並行して制作したものだそうです

各シリーズのシークレットもありましたよ

 

 

なにか、毛色の違う作品もありました

「慧可断臂

心、張り裂けんばかりに師を慕い、

故に我が腕を師に献上致します」

というタイトルがついた作品です

 

これ興味が引かれます

 

 

最後は

「五山くんと古都歳時記」です

 

 

「2020十三代目市川團十郎白猿 襲名十八番」

大きな作品で

一枚の写真では収まりきらず

何枚かに分けて撮りました

 

歌舞伎十八番」の

ハイライト場面を描いた作品は

市川團十郎白猿 襲名披露」の祝幕になり

東京・歌舞伎座(2022年)に続いて

昨年には京都・南座

「顔見世」で披露されたそうです

 

すごい迫力

歌舞伎の面白さ、力強さが

一寸の隙もなく押し寄せてくるようです

ワタシはこの作品は

一目見て、素敵だなあと思いましたし

やはりこの人すごい才能があるのだな、なんて

再認識できたりしました

 

 

こちらが「五山送り火

師匠、加山又造も模倣した

「日月四季山水図屏風」の意匠を借りて

作画されたものだそうですよ

 

 

最後の展示は

村上隆氏の

「展覧会をみおえてさよならする前に一言」

 

色々見て、色々読んで

何も知らなかった時よりは

少し理解が深まった気がする

そんな時間でした

 

 

作品の販売もありましたよ

お買い上げしてると思しき方も

いらっしゃいました

金持ちやなー
 

 

最後は、庭園に設置された

「お花の親子」

2003年、村上隆氏とルイ・ヴィトン

初めてコラボレーションした際に生まれた

カラフルなモノグラムのトランクの上に

約13メートルの金色の彫刻が立っています

元々東京にあったんですよね、これ

今はもう戻ったんでしょうか

 

 あーやっと書き終わりました…

めちゃくちゃ長文になりましたが

ほとんど既存の説明ばかり

なかなか自分の言葉で語れませんでしたが

お許しください…

いやぁあ筆が進まず辛かったー笑

 

今回も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡