続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

意外に楽しい「のぼりべつクマ牧場」

みなさま、こんばんわぁあです

 

今日からまた三連休です

う、う、うれしいーーー!!!

ですが、相方は仕事やし

ワタシは朝から歯医者でメンテナンスでした

でも実家で母とまったりできて

良かった良かった

 

 

5月某日、北海道のたび

6日目、最終日は、登別です

 

地獄谷に大湯沼、天然の足湯を楽しんだ後は

「のぼりべつクマ牧場」へ

 

いやぁー、ワタシ的には

行かなくてもいいんじゃないかと思ってましたが

相方が行きたそうにしてたのでw

やってきました

 

 

「のぼりべつクマ牧場」に行くには

ロープウェイに乗らなければいけません

乗り場で

ロープウェイ運賃と、入場料込みで

おとな 3000円

こども 1500円

 

なかなかの高額です…

ワタシ、やめてもええんちゃう?と

言ってみましたが

相方はせっかく来たんだし、と言うので…

まあ、良いんですよ

財務省がそう言うんだから

 

 

気温15℃やって!

 

まあ、今日でも日中の予想最高気温が

18℃と書かれていたので

涼しいですよねー

ええなー(冬の寒さは棚上げ)

 

 

なんだか、よくわからんけど

迎えられてる気分がしますw

 

 

さあ、ロープウェイに乗り込みます

山麓駅から山頂まで全長1260m

高低差300mあるそうです

時間はだいたい約7分です

 

 

遠く海が見えます

そうそう

写真には撮れませんでしたが

ロープウェイのすぐ下には鹿さんがいて

行きも帰りも見ることができましたよ

 

 

到着しましたぁー

 

 

「のぼりべつクマ牧場」

園内はそれほど広くはありません

 

主にヒグマさんのいる

第1牧場に、第2牧場と

ヒグマの博物館

アイヌ生活様式を再現した

ユーカラの里」があります

 

その他

クマ山ステージ(クマのアスレチック)や

飼育員さんによる実験ガイド

「クマの腕だめし」というコーナーなども

あるようでしたが

1日2回だけの開催で、タイミング合わず

ヒルさんの競争(ダックレース)など

1日6回の時間に合わず

 

こちらを主目的として来られる場合は

事前にタイムスケジュールをチェックして

来られた方が楽しめそうですよ

 

 

まずは、「ヒグマ博物館」へ

こうやって見ると、こじんまりとしていて

あまり期待はしてなかったのですが

中は思ったよりも広かったです

 

 

ヒグマさんの剥製がいっぱいです

ここ牧場で亡くなったのか、狩られたのか

それはわかりませんが…

物言わぬヒグマの姿は見ていて

なんとなく可哀想になりますね…

 

胎児の標本や、一日齢、3ヶ月齢の剥製などは

なおさら複雑な気持ちになります

 

ただ、道民の方々からすると

ヒグマの剥製というのは

結構町のあちこちにあったりして

あまり珍しいものでもないし

日常的に

ヒグマと向き合って暮らしている方々にとっては

ワタシのセンチメンタリズムなんて

ヒグマの怖さを知らない人間の戯言だと

不愉快な気持ちになるかもしれないことも

理解しております

 

 

骨格標本の展示もあります

その他

ツキノワグマの標本なども展示されてましたが

やはり比べるとヒグマは大きいですね

特にオスの成獣は迫力があります…

 

 

その他

クマやヒグマに関する資料が展示され

ついつい長居してしまいます

 

博物館、美術館に来てしまうと

ワタシは知らずと1日仕事になってしまうので

時間に限りがある日は危険ですw

 

 

「ヒグマとアイヌの人たち」という展示は

コンパクトながらも見応えがありました

 

アイヌの人たちにとっては

太陽も火も、動物や植物

自分たちで作り出した船や櫂なども

「神の化身」として崇め、尊んでいました

 

「神と自然と人との共存共栄にのみ

幸せな暮らしができる」と

考えられていたんだそうです

素晴らしいですよね

人類が見習わねばならない精神です

 

中でもヒグマは

「キムンカムイ(山の神)」として

最高の敬意が払われていたといいます

 

「天上の神が、ヒグマに乗り移り

コタン(村)へのお土産として

大きな肉の塊を背負い、立派な毛皮の外套を着て

山の奥からおりてくるもの」と

信じられていたそうです

なので、この恵みに報いるために

ヒグマのありとあらゆる部分は

決して無駄にすることなく使われたそうです

 

 

興味深いものとして

イヨマンテ」という儀式があります

山で生捕りにした子グマを

神の国からのお客様として

一歳の暮れか、二歳の春まで大切に育てたあと

沢山のお供物とともに祭壇に祀られ

祈りを捧げ、歌や踊りとともに

天国に送るという儀式です

 

なんでも

この子グマが、神の国に行った時に

村でいかに愛情たっぷりに育てられたか

人間界の良さを吹聴してもらい

また自分の村に来てもらいたい

という願いが込められているのですって

 

いわば

神様へのメッセンジャーの役割なんです

 

 

ですが

のちに北海道に入植した開拓者は

ヒグマに対する知識もなく

ヒグマの獣道を使って開墾地を広げたことから

様々な悲惨な事件が起きているのは

皆様もご存知の通りです

 

 

行かなくてもええんちゃう?と

相方に言った割には

相方より楽しんでしまい

めちゃくちゃ長文になってしまいました

まだクマ出てきてないのに…(°_°)

 

博物館系はあかんー

 

 

またまた剥製ワールドです

 

冬眠してる間に、狩られたのかな…

なんとか共存共栄していける道が

あればいいのにな、と

甘いかもしれない理想を胸に抱きつつ…
 

 

赤ちゃんの重さを体験できるコーナー

もちろん、ぬいぐるみですが

生き物の重さを感じられるコーナー

ワタシ大好きなんです

 

 

さてさて

いよいよやってきました「第1牧場」

こちらにはヒグマのオスがいるそうです

 

左側には「ヒトのオリ」があり

人間がオリに入ることで

ヒグマを間近で観察できるというコーナーです

 

 

おどろおどろしいなぁー

どんな間近に見られるんだろう

ワクワクしますね!!!

 

…………

 

 

は?????

ミーム並の「は???」を心で叫びました

右側奥の黒い塊がヒグマです…

 

なんそれーー

ガラスが曇ってるし、水滴付いてるし

なんも見えません…

 

 

気を取り直して

とりあえず、クマのおやつを買う

200円と、500円とあります

動揺して、おやつの写真撮り忘れまして…

キロクマニアとしては珍事です

 

中身は主に

小麦粉、大豆、とうもろこしだそうです

 

ちなみに、ヒトのオリの中にもあり

中から管伝いにあげることもできるんですが

あんな状況ですので、やめときましたw

 

 

上に上がってみました

ずいぶんと老朽化が進んでいるように見えます

入場料高くても経営が大変なんでしょうね…

 

 

パンフレットやHPで見るより

頭数もずいぶん少ないです

まばらにポツポツと…

 

しかも、みんな

おやつ、欲しそうじゃない

午前中に食べ過ぎたのかなぁ

 

 

キャラクターグッズなどでよく見る通りの

シルエットで座るヒグマさん

可愛らしく見えてしまいます

 

 

野生を忘れて、のんびりしてるのでしょうか

てへへへ、と笑ってるように見えます

 

 

「第2牧場」は、メスばかりがいるそうです

 

 

こちらも老朽化が進んでか

一番奥のスペースにもヒグマさんがいましたが

奥の方の通路には入れません

柵とかも錆びてるしねぇ…

 

こちらも第一牧場同様

やはり、頭数は少なめです

 

 

奥で集まってますね

女子の井戸端会議中でしょうか

おやつ、いらんのやなー

 

 

近くにも何頭かいました

 

 

お、おやつを欲しがっています!!

昔TVで見たみたいに

立ってくれないんですねー

めちゃくちゃだらけたスタイルで

こっちこっちーと掌を上げています

 


別のクマさんと目が合いました

パカッと半身を開いて

左手をあげて、こっちーと催促です

なんか可愛いですね

そして、とっても賢いです

 コントロール良く

ダイレクトにおくちに投げると喜んで

ワタシにばかりアピールしてきます

 

 

こちらは、第1牧場

左側の建物が、ヒトのオリかな

やっぱり、オスは身体が大きいですね

 

 

なんとなく

森に帰りたそうに見えるヒグマさんです

 

 

そして

今年の1月に生まれたばかりの

子グマちゃんがいてました!!!

両方男の子のようです

 

「子グマ牧場」にいてます

 

 

到着した時は、奥の方で寝ていて

なかなか見られなかったんですが

 

 

 

だんだん外に出てきてくれるように

まるで、ぬいぐるみのようで

むくむくして、かわいいーですね

 

 

最後は、お外で遊び始めました

かーわーいーいー♡

 

 

ガラス越しではありますが

なかなか間近に見られます

たまらん可愛さです

 

もう、だいぶ大きくなったみたいですよ

 

 

クッタラ湖を見て帰ります

 

 

約四万年前

倶多楽火山の山頂が陥没してできた

まんまるの神秘的なカルデラ湖です

周囲8km、面積4.7km、湖面標高258m

最大水深なんと148mもあるそうです!

 

流入、流出する川がなく

透明度は、摩周湖に次いで2位

2001年度公共用水域水質測定結果では

1位となったそうです

 

アイヌ語の「クッタルシト」

イタドリの群生する湖という意味だそうです

めちゃ綺麗ですよね

 

ユーカラの里」は時間切れで行けずでした

 



 帰りは

クマが乗ってるゴンドラに乗れました

これ、当たりです 笑

 

人は乗れませんが

アイヌの伝統的な家屋である

「チセ」をイメージしたものや

木製の檻の中には剥製のクマが乗ってる

ゴンドラもありましたよ

 

なんか、入場料高いかなーと思ってたんですが

結構楽しんでしまいましたね

かなりの長文になってしまいました

 

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡

北海道のたびも、あと、もう少しです