続キロクマニア

おいしいもの たのしいこと まいにちのきろくです

「天空のアトラス イタリア館の至宝」展へ

みなさま、こんばんわぁあです

 

今日は休みを利用して

食材の買い出しと

母が入院して以降、恒例となってる

週末食事会の仕込み

そして、お見舞い

夜は食事会のふるまいと、忙しくしていました

明日からはまた仕事かあ…

 

 

11月某日

やってきましたよ

天王寺「大阪市立美術館」にて開催された

「天空のアトラス イタリア館の至宝」展へ

姉と2人で行ってきました

 

 

大阪万博開幕時には

最長で7時間待ちとも言われた

イタリア館の目玉展示

「ファルネーゼのアトラス」等が鑑賞できる

とのことで

こちらの美術展自体も

チケットは即完売してしまう人気振りでした

 

 

大阪市立美術館、久しぶりだなぁ…

高い天井とステンドグラス

重厚感がありますね

 

 

ワタシは、万博のイタリア館は

朝イチ開場すぐに行き

待ち時間ほぼゼロで入館できましたが

今もあの感動は、よく覚えています

↓↓↓

kiroku-mania.hatenablog.com

 

姉はイタリア館に入館できなかったので

はりきって発売日にチケット押さえました

 

 

ああああ、入場時の映像が流れてる

イタリア館のような

鳥肌モンの演出はありませんが

ワタシ、この映像、大好きだったんです

また見られて嬉しかったなー

 

 

はぁあ!!!久しぶりじゃないか!

アトラス君!!!!

相変わらず天球儀を支えてるね!!

 

 

こちらが「ファルネーゼのアトラス」です

 

イタリア館の方でも詳しく書きましたが

今回紹介されてた

神戸大学教授の宮下規久朗氏の説明文が

イタリア館のものより更にわかりやすいので

記載したいと思います

 

高さ約2メートル、重さ約2トンの大理石の彫刻で、ギリシャ神話に登場する巨人アトラスが、天球儀を肩に抱える姿を表現しています。この天球儀は、宇宙を表す現存最古の天球儀としても知られています。アトラスは、オリュンポスの神々との戦いに敗れ、最高神ゼウスから罰として天球を支えるよう 命じられました。全身に力をこめて巨大な天球儀を抱えている姿は、人間の力では到底支えられない宇宙の重みを象徴しているかのようです。この像は1546年頃、ローマのカラカラ浴場跡で発見され、名門貴族のアレッサンドロ・ ファルネーゼ枢機卿が収集しました。その後、ファルネーゼ家の宮殿に長く飾られたことから「ファルネーゼのアトラス」と呼ばれるようになりました。1786年に現在のナポリ国立考古学博物館に移され、一般に公開されています。発掘時に残っていたのは天球と胴体、顔の一部で、手足などは16世紀に補われた部分です。ヘレニズム時代に作られた彫刻をローマ時代に摸刻されたものと考えられます。天球の図像は、ローマ時代の天文学者プトレマイオスの著書『天文学大全(アルマゲスト)」を反映しているともいわれ、古代の神話と宇宙観を視覚化した人類の至宝と言えるでしょう。

 

 欠損など知らないことも書いてあった!

これだから、同じ展示でも

違う場で見るのは面白いんですよね

 

 

また、イタリア館ではなかった

天球儀の詳しい説明もありました

嬉しいですねぇ

 

興味のある方はぜひ

大阪市立科学館主任学芸員

嘉数次人氏によるものです

↓↓↓

アトラスが支える天球儀には、この像が作られた紀元2世紀ごろに知られていた星座の絵が彫られています。星と星を線で結んで形を描く「星座」という考え方は、約5,000年前にメソポタミア地方で生まれ、やがてギリシャ、そしてローマへと伝えられました。星座を体系的にまとめた最古の文献として知られているのが、 古代ギリシャの天文学者プトレマイオスが紀元2世紀に書いた 『アルマゲスト」です。この書物には、48の星座の名前と、それを形づくる星々の位置や明るさが記されています。アトラスの天球儀に刻まれた星座をよく見ると、「アルマゲスト」 に記された48の星座のうち、42の星座を確認することができます。確認できない6つの星座のうち、おおぐま座とこぐま座は 天球儀の欠けた部分にあたります。残りの4つはいずれも小さな星座です。また、描かれている星座の位置関係は、実際の星の配置とほぼ一致しており、この天球儀が正確な天文学の知識にもとづいて作られたことがうかがえます。「アルマゲスト』に登場する48の星座は、現在使われている星座の原型になっています。その後、アルゴ座が「りゅうこつ座」「とも座」「ほ座」に分けられた以外は、今もほとんど同じ形で残っています。 黄道十二星座のように、私たちにもなじみのある星座も多く、当時の人々と同じ星空を想像しながら眺めることができます。

 

 

イタリア館の展示は

とにかく荘厳で、美しく

そしてスタイリッシュでしたが

大阪市立美術館の展示は

展示台も小さく

反対側で鑑賞してる人まで近く感じ

没入感は劣りましたが

 

像が近くで見られたし

展示についての丁寧な説明があり

それがとても良かったです

知らないことも知れたし、来て良かったなー

 

それにしても美しいですよね

苦悩を抱えたようなアトラスの表情と

躍動する逞しい筋肉

まるで流れるように柔らかなマントの質感

なんとまあこんなに美しいものが

1800年も前に作られていることに驚きます

 

作者は誰なんだろうねぇ

昨年日本を沸かせたこと

どんな気持ちで見てはるんでしょうね!

 

 

美しいもの見ると心が動きます

イタリア館と、大阪市立美術館

どちらも鑑賞できて、良かったです

 

 

そして、こちらが「正義の旗」です

大阪万博の会期後半

8月後半から閉幕まで展示されていましたが

ワタシは、後半は行くことができなかったので

この機会に見られて、本当に良かったです 

 

 

「正義の旗」は

ルネサンスを代表する画家のひとり

若きラファエロの師匠としても知られる

ピエトロ・ヴァンヌッチ [通称ペルジーノ]

によって1496年に描かれた傑作です

 

ペルージャにある

ウンブリア国立美術館所蔵のもので

イタリア国外での展示は

大阪万博が初めてだったんです

 

中世から近世にかけて

ヨーロッパ各地で数多く設立された

世俗の宗教団体である兄弟会のひとつ

サン・ベルナルディーノ兄弟会が

宗教行列の際に掲げる旗(ゴンファローネ)として

制作を依頼したものです

 

ワタシの薄っぺらい感想より

これも、神戸大学教授 宮下規久朗氏による

説明がわかりやすいので

興味のある方は是非読んでください

↓↓↓

画面上部には、聖母子と天使たちが穏やかに見守る天上の世界が描かれています。顔だけで表され た5体の天使は、より高位の存在を示し、神聖な光に包まれた空間を演出しています。聖母子を仰ぐ左 側の人物は13世紀の聖人アッシジの聖フランチェスコ、右側は15世紀のフランシスコ会士シエナの 聖ベルナルディーノで、いずれも信仰と慈愛を説いた兄弟会の守護聖人です。その間には、祈りを捧 げる兄弟会員たちの姿が小さく描かれています。背景には、当時のペルージャの街並みが塔や城壁、宮殿に至るまで精緻に再現されており、神へ の祈りが現実の人間社会の中に息づいていたことを物語っています。《正義の旗》は、天上の信仰と地上の人間がひとつにつながる瞬間を描き出した、「祈りの絵画」と言えるでしょう。

 

 

かなり近くまで寄れて

筆致までもが見えるようです

作者の息づかいが感じられるような気持ち

とても楽しいです

 

隅っこにはペストマスクを被った人みたいな?

これは何なんだろう

でもペストが大流行したのは17世紀なので

随分前に描かれたものなんです

詳しい方、これが何か教えてください!
 

 

万博に展示されていた

「伊東マンショの肖像画」

今回は展示は無かったのですが

衣装を再現したものがありました

 

 

そして、こちらもスゴい

万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの

「アトランティコ手稿」の展示

 

大阪万博でも、前期後期と

内容を入れ替えての展示がありましたが

今回はそのどちらとも違う作品です

 

「アトランティコ手稿」は

現存する手稿の中で最も大規模なもので

1119枚にも及ぶ紙葉には

数学・幾何学・天文学・動植物学・物理学・

建築・土木・軍事技術など

多岐にわたる考察や素描が記されているんです

 

 

うわわわわ…

第1112紙葉表

《巻き上げ機と油圧ポンプ》だそうです

紙にペン、インクで描かれています

 

またもアトランティコ手稿を

見る機会に恵まれるとは…

およそ500年前に描かれた

世紀の天才の肉筆を見られるなんて

胸が高まります!!

 

 

手稿に記された文字は

草書体の鏡文字で書かれているんですよ

その理由については

発想を他人に盗まれないようにするためと

言われているんですが…

 

館内の説明書きによると

「右から左へ文字が書かれているのは

レオナルド がもともと左利きで

また正規の教育を受けず、直される機会もなかっ

たからと言われています。」

と書かれていました

どんだけ天才なの!!!

 

 

第156紙葉表

《水を汲み上げ、ネジを切る装置》

紙にペン、インク

 

このアイデアの数々に

ワタシの頭脳はついてきませんが

その精緻な筆致に見惚れるばかりです

 

 

あああー来て良かった

とてもとても楽しい時間でした

 

 

大阪市立美術館から眺める

通天閣などなど

天王寺は、本当にきれいになりましたね

 

ではでは

今日も、読んでくださって

♡ありがとうございました♡