みなさま、こんばんわでーす
明日も仕事休みー!
三連休ってだけで
気持ちに余裕が生まれます
ただ相方や姉や親友は
仕事柄、暦通りに休めないし
そんな方もたくさんいらっしゃって
そんな方々のおかげで
快適な毎日が過ごせたり
買い物したり、ご飯食べれたりしてる訳です
休みだ休みだと
浮かれてすみません…
さてさて
今日のキロクマニアは、9月某日
かねてから
欲しいなぁと思っていたものを探しに
大阪・梅田の曾根崎にある
「工芸店 ようび」さんにやってきました
普段行く器屋さんとは
全く違う雰囲気で
昔ながらの器問屋さんのようなイメージ
「ようび」の名の意味は「用途の美」
ざっくりとした分類分けはありますが
作家さんなどは明示されないまま
床から天井まで、ぎっしりと
器が詰め込まれています
かといって廉価な器では無く
お店と作家のこだわりが詰まった
陶器や磁器、漆器が並んでいるのです
選ぶのにも一苦労しますが
お店の方とお話ししながら
丁寧に選ばせてもらいました
探していたのは、まずは、丼
作家さんの作る丼というのは
ワタシの主観ですが
意外に少ないのです
大きめのごはん腕や、深めの大皿はあっても
丼は、それらに比べて圧倒的に少ない
作家さんにとって
創作意欲が湧かないものなのか
なぜだろう?丼の造形に色気が足りない?
なんて考えたりしますが
なかなかちょうどよい大きさの丼で
好みのもの、というのが見つかりません
今回も、過去にネット上で見ていた
お目当てのものではありませんでしたが
今使っている美濃焼のものよりは良いと
少し妥協してしまいました
こちらは
吉井史郎さんという作家さんの
刷毛目どんぶり
丼としてはかなり小ぶりで
ごはん茶碗と、通常の丼の間くらいでしょうか
器としての色気を充分に保ってます
持ち上げたときに
手にしっくりとはまる大きさと湾曲
大食いの我が家としては不安でしたが
400mlは入るとのこと
ラーメンやちゃんぽんは無理でも
丼物やそばならいけそうです
とりあえず、当面これで
今後、ブログにも登場する予定です
あとは、お鍋
我が家には、南部鉄器の深鍋しかなく
もう少し浅く
素材がきちんと並ぶ土鍋が欲しいと
常々思っていました
選んだのは
三重の伊賀「土楽窯」さんの "黒鍋"
通っていた和食屋さんで使われていた
自分にとっては馴染みの土鍋ですサイズも何種類かありますが
尺一寸を選びました
土楽さんの、この黒鍋は
伊賀の土を使って
職人さんが手ろくろで作られています
伊賀は、大昔は琵琶湖があった場所で
有機物を多く含んだ
多孔質な粘土が採れるのだそうです
この空気を含んだ土を使うことによって
鍋全体がじっくりと温まり
一度温まると冷めにくい、という
保温性のある土鍋になるのだそうです
しかも
そのままテーブルに出しても美しい色や形
料理が美味しく見える土鍋です
とはいえ
本物の土鍋は、手がかかります
機械で型押しした量産型の土鍋には
熱したときの膨張を防ぐ目的で
陶土にペタライトという
海外産のガラス質の石粉を混ぜて
素地の隙間の微小な穴を塞いでいて
ひび割れも貫入も少ないのですが
こちらの土鍋の扱いは
それはそれは手がかかるものです
最初に、ひびや貫入を防ぐために
1時間程お粥を炊き
目止めするのですが
これもまた
最近のコンロのSiセンサーが厄介です
解除方法もあるらしいのですが
我が家のコンロは
前の持ち主が残していったもので
大家曰く設備扱いということで撤去不可
説明書もなく…
すぐに高温センサーが反応し
火が消えてしまうのです
普通にお粥を炊くのが一苦労
今ではセンサーの反応を遅らす五徳を
別途購入し使っているので
煮炊きはできるようになりましたが
最初は、大変でした
お粥をなんとか炊いた後は、48時間放置
そのあと洗い
完全に乾燥させたら
ようやく使用することができますが
火加減やお手入れ、保管など
常に神経を使います
目止めをしても
もちろん、ひびや貫入は入ります
そのひびや貫入が入ることによって
どんどん熱が入りやすくなり
土鍋の膨張を分散させているんです
土鍋を「育てる」んです
今でもひびが入るたびに
うわ!とビビります
これが、大きな割れに繋がるのか
大丈夫なやつなのか
汁が漏れてきたのか、また目止めしようか
なんでも、「育てる」ことに
手間はつきものなんですね
まだ愛着には至らない
面倒だなーなんて思うことが多いですが
炊いたごはんの美味しさは
この上なしです
また、おいおい料理も載せます
長くなったので、このへんで
今日も読んでくださって
♡ありがとうございました♡